フリージア
(C)2006 松本次郎/「フリージア」パートナーズ
近未来社会。犯罪被害者が加害者を処刑することができる「敵討ち法」が存在する。犯罪被害者は「執行代理人」に処刑を依頼し、加害者は「警護人」を雇うことができる。あるルールのもと、殺し合いが白昼堂々と行われるのだ。15年前。少年兵だったヒロシは、上官のトシオとともに30人ほどの幼い子どもを連れて山の中にいた。子どもたちを置いてその場を立ち去るトシオ。ヒロシがその後を追った。次の瞬間、真っ白い閃光と奇妙な高音に包まれ、子どもたちの凍死体が転がっった。それは、当時開発途中だった瞬間凍結爆弾の爆破実験だったのだ。その実験に戦災孤児が使われていた。次の敵討ち対象者は、この兵器実験で子どもたちを犠牲にした岩崎トシオとなった。プロの敵討ち執行代理人はヒロシ。トシオの執行の前夜、ヒロシはトシオと再会する。ヒロシは自分がトシオの執行代理人であることを告げるのだった。
- 公開日
- 2007年2月3日(土)
- 監督
- 熊切和嘉
- 撮影
- 猪本雅三
- 製作年
- 2006
- 製作国
- 日本
- 上映時間
- 103
- INTRODUCTION
- 原作は、カルト的な人気を誇る松本次郎の『フリージア』。これを、『鬼畜大宴会』『アンテナ』の熊切和嘉が大胆に脚色した。主人公のヒロシを演じるのは『逆境ナイン』『手紙』『NANA』シリーズなど、俳優として快進撃を続ける玉山鉄二。今までのイメージを覆す役どころに挑戦し、新境地を見せた。宿命の仇役・トシオに西島秀俊。ヒロインであるヒグチには、神秘的な魅力を放っているつぐみ。ほか三浦誠己、柄本佑など個性豊かな若手が登場する。脚本を手がけたのは、熊切と長年タッグを組んでいる宇治田隆史。音楽は、熊切作品には欠かせない音楽集団・赤犬が劇中音楽を制作している。
- STORY
- 近未来社会。犯罪被害者が加害者を処刑することができる「敵討ち法」が存在する。犯罪被害者は「執行代理人」に処刑を依頼し、加害者は「警護人」を雇うことができる。あるルールのもと、殺し合いが白昼堂々と行われるのだ。15年前。少年兵だったヒロシは、上官のトシオとともに30人ほどの幼い子どもを連れて山の中にいた。子どもたちを置いてその場を立ち去るトシオ。ヒロシがその後を追った。次の瞬間、真っ白い閃光と奇妙な高音に包まれ、子どもたちの凍死体が転がっった。それは、当時開発途中だった瞬間凍結爆弾の爆破実験だったのだ。その実験に戦災孤児が使われていた。次の敵討ち対象者は、この兵器実験で子どもたちを犠牲にした岩崎トシオとなった。プロの敵討ち執行代理人はヒロシ。トシオの執行の前夜、ヒロシはトシオと再会する。ヒロシは自分がトシオの執行代理人であることを告げるのだった。
- CASTING
- ●玉山鉄二 1980年4月7日生まれ。京都府出身。99年ドラマ「ナオミ」でデビュー。主な出演作は、「ROCKERS」(03)、「天国の本屋~恋火」(04)、「逆境ナイン」(05)、「NANA」(05)、「手紙」(06)、「NANA2」(06)など。 ●西島秀俊 1971年3月29日生まれ。東京都出身。94年「居酒屋ゆうれい」で映画デビュー。主な出演作は、「ニンゲン合格」(99)、「Dollsドールズ」(02)、「メゾン・ド・ヒミコ」(05)、「三年身籠る」(05)、「大奥」(06)など。 ●つぐみ 1976年2月21日生まれ。東京都出身。99年「月光の囁き」で注目される。主な出演作は、「四月物語」(98)、「贅沢な骨」(01)、「鍵がない」(05)、「紀子の食卓」(06)など。 ●すまけい 1935年9月4日生まれ。北海道出身。主な出演作は「キネマの天地」(86)、「光る女」(87)、「スリ」(00)「姑獲鳥の夏」(05)など。 ●柄本佑 1986年12月16日生まれ。東京都出身。01年「美しい夏キリシマ」で映画デビュー。主な出演作は、「69 sixty nine」(04)、「疾走」(06)、「夜のピクニック」(06)など。 ●嶋田久作 1955年4月24日生まれ。神奈川県出身。88年「帝都物語」で映画デビュー。主な出演作は、「SADA」(98)、「69 sixty nine」(04)、「嫌われ松子の一生」(06)など。
- 映倫
- 110
- 配給会社
- シネカノン