バッテリー
(C)2007「バッテリー」製作委員会
病弱な弟・青波のために、岡山に引越し中学生活を始めたばかりの原田巧は、天才的な才能に恵まれた野球少年のピッチャー。瞬時に、野球部員たちを圧倒するが、徹底した管理野球が方針の監督・戸村先生とは、真っ向から対立。進んでバッテリーを組んだ豪もやがて、その高慢さについていけなくなる。
- 公開日
- 2007年3月10日(土)
- 監督
- 滝田洋二郎
- 撮影
- 北信康
- 製作年
- 2006
- 製作国
- 日本
- 上映時間
- 119
- INTRODUCTION
- 野球に全てを賭けている中学生の原田巧は、キャッチャーの永倉豪と出会い、二人はバッテリーを組む。彼らはやがて、様々な試練を迎え、青春の日々を過ごしていく。本作は、あさのあつこ原作の同名小説「バッテリー」の完全映画化である。原作は、世代や年令を超えて380万部を突破するベストセラーとなっている。ピッチャー・巧が、野球を通して家族や友人との関係を築きあげていく感動作である。監督は『陰陽師』シリーズ、『阿修羅城の瞳』の滝田洋二郎監督。主人公・巧には新人の林遣都。キャッチャーの豪役には、山田健太。巧の弟役に鎗田晟裕。いづれもフレッシュな新人が起用された。巧の母親には天海祐希。父親役は岸谷五朗。そして、祖父役は菅原文太を迎える。ヒロイン・繭役には、2005年”ミス・フェニックス”オーディショングランプリを受賞した、蓮佛美沙子が演じるのも大きな話題となっている。
- STORY
- 中学入学を控えた原田巧は、家族で岡山県に引っ越してきた。巧はピッチャーとしての才能に自信を持っている。巧の家族は、病弱な弟の青波、母・真紀子、野球に関心がない父の広、そして甲子園出場校の有名監督だった祖父の洋三。巧は同級生の永倉豪と出会う。豪は巧の投球に惚れ、バッテリーを組むことを熱望するのだった。だが、入部した野球部は、監督の下での徹底した管理野球だった。巧は自分を貫くために監督に歯向かい衝突していく。そんな彼に同級生・矢島繭は惹かれていく。順調に見えた巧と豪のバッテリーは、技術的な面で不協和音が出はじめる。青波は、必死に二人の仲を取り持ち、何とか再び巧と豪はバッテリーを組んだ。そんな時、青波が倒れる。母・真紀子は、青波を野球に巻き込んだ巧を突き放すのだった。青波は命の危険にさらされながら、巧の試合直前に「勝ってな・・・お兄ちゃん」と言った。その言葉を胸に巧はグランドへと向うのだった。
- CASTING
- ●林遣都 1990年12月6日生まれ。滋賀県出身。本作で映画デビュー。 ●山田健太 1991年4月28日生まれ。神奈川県出身。本作で映画デビュー。 ●鎗田晟裕 1995年11月27日生まれ。神奈川県出身。本作で映画デビュー。 ●蓮佛美沙子 1991年2月27日生まれ。鳥取県出身。05年「ミス・フェニックス」グランプリ受賞。 ●天海祐希 1967年8月8日生まれ。東京都出身。主な出演作は「クリスマス黙示録」(96)、「残侠」(99)、「連弾」(01)、「千年の恋~ひかる源氏物語~」(01)、「世界の中心で、愛をさけぶ」(04)、「いぬのえいが」(05)など。 ●岸谷五朗 1964年9月27日生まれ。東京都出身。主な出演作は「月はどっちに出ている」(93)、「東京デックス」(95)、「新・仁義の墓場」(02)、「tokyo tower」(05)、「タイヨウのうた」(06)など。 ●菅原文太 1933年8月16日生まれ。宮城県出身。主な出演作は、「太陽を盗んだ男」(79)、「仁義なき戦い」シリーズ、「トラック野郎」シリーズ、「どら平太」(00)、「千と千尋の神隠し」(01)、「私のグランパ」(03)、「妖怪大戦争」(05)、「ゲド戦記」(06)など。
- 配給会社
- 東宝