7月24日通りのクリスマス
(C)2006「7月24日通りのクリスマス」製作委員会
サユリは、生まれ育った長崎で市役所に勤務している。単調で平凡な生活。彼女は地味で目立つことがない。だが、妄想の中でポルトガルのリスボンに暮らし、出会う男性に“自分だけの王子様ランキング”をつけて退屈を凌いでいるのだ。そんな彼女の唯一の自慢は、弟の耕治が超美男子だということ。しかし、耕治の恋人メグミは、冴えない地味な女の子。全く自分と同じようなので、サユリのイライラは募るばかりだ。幼なじみの漫画オタク・森山に「恋がしたい」と愚痴ってばかり。そんなある日、サユリは王子様ランキングトップ独走中の、憧れの先輩・聡史に再会した。クリスマスを前にして、舞い上がるサユリ。しかし、ふたりの仲が進展すればするほど、憧れの相手と不釣合いな自分の恋に自信がなくなっていくのだった。クリスマスまであと1ヶ月。サユリのはじめてのクリスマスの行方は、どうなるのだろうか。