クリムト
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1900年。保守的なウィーンでは、クリムトの描く裸の女性の絵画がスキャンダルとなっていた。しかし、先進的なパリでは絶賛され、パリ万博で金賞を受賞するのだった。その会場で、クリムトは美しい女性レアに心奪われた。恋人ミディを残したままレアとの密会を果たして、彼女の肖像画の依頼を受けた。ウィーンに戻ったクリムトは、大臣から助成金が打ち切られたことを聞く。そんな時、モデルのミッツィが彼の子供を生んだ。彼はモデルたちとの間にたくさんの子供がいた。恋人ミディにはプラトニックな愛を求め、モデルたちとは肉体的な愛を求める。書記官にレアの居場所を教えられ、レアの庇護者である公爵に会いに行く。しかし、公爵はレアが死んだと告げるのだった。虚構と現実が入り乱れ、パラノイアが深まっていく。レアを求め、クリムトは雪の中アトリエへと戻る。
- 公開日
- 2006年10月28日(土)
- 監督
- ラウル･ルイス
- 脚本
- ラウル･ルイス
- 撮影
- リカルド･アロノヴィッチ
- 音楽
- ホルヘ･アリアガータ
- 出演
- ジョン･マルコヴィッチ ヴェロニカ･フェレ サフロン･バロウズ ニコライ･キンスキー スティーヴン･ディレイン エルンスト･ストッツナー サンドラ･チェッカレッリ ポール･ヒルトン アグライア･シスコヴィッチ
- 製作年
- 2006
- 製作国
- オーストリア=仏=独=英
- 原題
- KLIMT
- 上映時間
- 97
- INTRODUCTION
- 19世紀末のウィーン。時代を鮮やかに先取りした天才画家、クリムトがいた。彼は、官能と情熱に溢れた世界を描く。ウィーンでは受け入れられず、1900年のパリ万国博覧会では金賞を受賞。仏アール・ヌーボーの先駆者となった。クリムトに扮するのはジョン・マルコヴィッチ。画家の危うい世界を見事に演じきっている。パトロンのセレナには「僕の瞳の光」のサンドラ・チェッカレッリ。弟子のエゴン・シーレ役には、「イーオン・フラックス」のニコライ・キンスキー。そして、謎の人物・書記官には「私が愛したギャングスター」のスティーヴン・ディレイン。クリムトに肖像画を依頼するレアには、「サークル・オブ・フレンズ」のサフラン・バロウズ。そして、クリムトの恋人ミディには、「レ・ミゼラブル」のヴェロニカ・フェレが演じている。監督・脚本は、「見出された時-「失われた時を求めて」より-」ほか、4作品がカンヌ国際映画祭パルムドールにノミネートされたラウル・ルイス。撮影監督はラウル・ルイス監督と「失われた時を求めて」でコンビを組んだリカルド・アロノヴィッチが務めている。
- STORY
- 1900年。保守的なウィーンでは、クリムトの描く裸の女性の絵画がスキャンダルとなっていた。しかし、先進的なパリでは絶賛され、パリ万博で金賞を受賞するのだった。その会場で、クリムトは美しい女性レアに心奪われた。恋人ミディを残したままレアとの密会を果たして、彼女の肖像画の依頼を受けた。ウィーンに戻ったクリムトは、大臣から助成金が打ち切られたことを聞く。そんな時、モデルのミッツィが彼の子供を生んだ。彼はモデルたちとの間にたくさんの子供がいた。恋人ミディにはプラトニックな愛を求め、モデルたちとは肉体的な愛を求める。書記官にレアの居場所を教えられ、レアの庇護者である公爵に会いに行く。しかし、公爵はレアが死んだと告げるのだった。虚構と現実が入り乱れ、パラノイアが深まっていく。レアを求め、クリムトは雪の中アトリエへと戻るのだがﾉ..
- CASTING
- ●ジョン・マルコヴィッチ 1953年12月9日生まれ。イリノイ州出身。84年「プレイス・イン・ザ・ハート」で映画デビュー。93年「シークレット・サービス」で、アカデミー賞助演男優候補。主な出演作は、「太陽の帝国」（87）、「危険な関係」（88）、「シェルタリング・スカイ」（90）、「愛のめぐりあい」（95）、「永遠の語らい」（03）など。 ●ヴェロニカ・フェレ 1965年6月10日生まれ。ドイツ出身。舞台で活躍後、92年「Schtonk!」でバンビ賞受賞。「レ・ミゼラブル」などに出演。 ●サンドラ・チェッカレッリ 1967年7月3日生まれ。イタリア出身。84年「女テロリストの秘密」で映画デビュー。01年「ぼくの瞳の光」でヴェネチア国際映画祭で最優秀女優賞受賞。「ジョヴァンニ」などに出演。 ●サフラン・バロウズ 1973年1月1日生まれ。イギリス出身。シャネル、サン・ローラン等のファッション・モデルとして成功を収める。93年「父の祈りを」で映画デビュー。主な出演作は「エニグマ」（01）、「フリーダ」（02）、「トロイ」（04）など。
- 映倫
- 20