イカとクジラ

ブルックリンのパークスロープに住む16歳兄のウォルトと、12歳の弟フランクは一大転機を迎えた。両親が離婚するという。父親バーナードはかつては人気作家であったが、現在は永遠に続きそうなスランプのため、大学で講師をしている。母親ジョーンは新人作家として脚光を浴び、「ニューヨーカー」誌上でデビューを飾ろうとしていた。バーナードは公園の反対側に家を借りた。兄弟は、それぞれの家を行ったり来たりして暮らすことになった。父親の影響で文学かぶれのウォルトは、同級生のソフィーとつき合い始める。本や映画に関心がない俗物と言うフランクは、俗物タイプのテニスコーチのアイヴァンを気に入っている。やがて、アイヴァンはショーンの恋人になるのだった。これまで浮気をする勇気がなかったバーナードは、若くて美しい教え子リリーを家に居候させる。ところが、ウォルトたちはリリーに恋をするのだった。
公開日
2006年12月2日(土)
監督
ノア・バームバック
脚本
ノア・バームバック
撮影
ロバート・ヨーマン
音楽
ディーン・ウェアハム ブリッタ・フィリップス
出演
ジェフ・ダニエルズ ローラ・リニー ジェシー・アイゼンバーグ オーウェン・クライン ウィリアム・ボールドウィン アンナ・パキン
製作年
2005
製作国
原題
THE SQUID AND THE WHALE
上映時間
81
INTRODUCTION
両親の離婚に直面した子供たちという深刻なテーマを、映画や文学、ロックへのオマージュ満載の新感覚で描き上げている。本年度アカデミー賞脚本賞ノミネートをはじめ、全米・ニューヨーク・ロサンゼルスの映画批評家協会賞脚本賞、サンダンス映画祭監督賞、脚本賞を受賞した。監督・脚本は「ライフ・アクアティック」のノア・バームバック。プロデュースにウェス・アンダーソンが手掛け、撮影のロバート・ヨーマンや音楽のランダル・ポスターなどアンダーソン作品のお馴染みスタッフが参加している。弟のフランク役には、フィービー・ケイツの息子のオーウェン・クライン。兄のウォルトには、期待の新人ジェス・アイゼンバーグ。父親バーナード役には「グッドナイト&グッドラック」のジェフ・ダニエルズ。バーナードの教え子リリーには「25時」のアンナ・パキン。ほか「プリティ・イン・ニューヨーク」のウィリアム・ボールドウィンが味のある演技を披露している。
STORY
ブルックリンのパークスロープに住む16歳兄のウォルトと、12歳の弟フランクは一大転機を迎えた。両親が離婚するという。父親バーナードはかつては人気作家であったが、現在は永遠に続きそうなスランプのため、大学で講師をしている。母親ジョーンは新人作家として脚光を浴び、「ニューヨーカー」誌上でデビューを飾ろうとしていた。バーナードは公園の反対側に家を借りた。兄弟は、それぞれの家を行ったり来たりして暮らすことになった。父親の影響で文学かぶれのウォルトは、同級生のソフィーとつき合い始める。本や映画に関心がない俗物と言うフランクは、俗物タイプのテニスコーチのアイヴァンを気に入っている。やがて、アイヴァンはショーンの恋人になるのだった。これまで浮気をする勇気がなかったバーナードは、若くて美しい教え子リリーを家に居候させる。ところが、ウォルトたちはリリーに恋をするのだった。
CASTING
●ジェフ・ダニエルズ(バーナード) 1955年生まれ。ジョージア州出身。81年「ラグタイム」で映画デビュー。「愛と追憶の日々」で一躍スターになる。主な出演作は「カイロの紫のバラ」(85)、「ラジオ・デイズ」(87)、「夢の降る街」(91)、「スピード」(94)、「101」(96)、「めぐりあう時間たち」(02)、「グッドナイト&グッドラック」(05)など。 ●ローラ・リニー(ジョーン) 1964年生まれ。ニューヨーク出身。04年「愛についてのキンゼイ・レポート」でアカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞候補。ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞助演女優賞受賞。主な出演作は「コンゴ」(95)、「真実の行方」(96)、「プロフェシー」(02)、「ラブ・アクチャリー」(03)、「ミスティック・リバー」(03)など。 ●ジェス・アイゼンバーグ(ウォルト) 1983年生まれ。ニューヨーク州出身。主な出演作は「卒業の朝」(02)、「ヴィレッジ」(04)、「ウェス・グレイヴン'sカースド」(05)など。 ●オーエン・クライン(フランク) 1991年生まれ。ニューヨーク州出身。両親はケヴィン・クラインとフィービー・ケイツ。「アニバーサリーの夜に」に出演。 ●ウィリアム・ボールドウィン(アイヴァン) 1963年生まれ。ニューヨーク州出身。89年「7月4日に生まれて」で映画デビュー。主な出演作は、「バックドラフト」(91)、「硝子と塔」(93)、「プリティ・イン・ニューヨーク」(02)など。 ●アンナ・パキン(リリー) 1982年生まれ。カナダ出身。「ピアノ・レッスン」で映画デビューし、11歳でアカデミー賞助演女優賞を受賞。主な出演作は、「X-MEN」シリーズ、「グース」(96)、「アミスタッド」(97)、「ダークネス」(03)など。
映倫
110
配給会社
ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

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