涙そうそう
(C)2006｢涙そうそう｣製作委員会
大ヒット曲をモチーフにした、血のつながらない兄と妹が辿る、愛の軌跡（ドラマ）。
沖縄。自分の店を持つ夢に向かってひたむきに生きる青年・洋太郎は、離れて暮らしていた妹・カオルの高校進学を機に、同居することになる。母・光江の再婚相手は、娘カオルを置いて家を出たまま。その光江は、身寄りのないカオルを守るよう言い残して亡くなっていた…。１年後、開店資金をだまし取られ、恋人にも去られた洋太郎を支えるカオルだったが、ふたりはまた別れて生きる道を選ばずにはいられなくなる。
- 公開日
- 2006年9月30日(土)
- 監督
- 土井裕泰
- 脚本
- 吉田紀子
- 撮影
- 浜田毅
- 製作年
- 2006
- 製作国
- 日本
- 上映時間
- 118
- INTRODUCTION
- 名曲「涙そうそう」の世界をモチーフに、美しく切ない愛の物語が誕生した。血のつながらない二人の兄妹、洋太郎とカオルの過ごす時間は永遠ではなかったけれど、かけがえのない日々は輝きをいつまでも失わない。大きな人間愛を真摯に描き出した珠玉の名作。笑顔を絶やさない、素朴で心優しい兄・洋太郎役に、若手トップスター・妻夫木聡。頑張り屋で誰からも好かれる青年を好演している。妹・カオル役には『タッチ』『ラフ』と、主演作が続く若手女優トップスター長澤まさみ。明るくけなげに生きる妹の姿を、透明感たっぷりに演じている。そんな彼らの周囲には、小泉今日子をはじめ、麻生久美子、塚本高史、森下愛子、中村達也、平良とみ、船越英一郎、橋爪功など、豪華俳優陣が顔を揃えている。主題歌は、BEGIN作曲・森山良子作詞の名曲「涙そうそう」。夏川りみによってカバーされ、100万枚を超える大ヒットを記録している。監督は、「GOOD LUCK」「オレンジデイズ」などのヒットドラマの演出を手掛け、04年『いま、会いにゆきます』で長編映画デビューを果した土井裕泰監督。愛の物語を生き生きと繊細に描くことで手腕を発揮している。
- STORY
- 新垣洋太郎は、自分の飲食店を出すという夢を持ち、ひたむきに生きている。ある日、洋太郎が誰よりも大切にしている妹のカオルが高校に合格し、オバァと暮らす離島から本島へやってくる。カオルは洋太郎が8才の頃に、母親の光江が再婚して、洋太郎の妹になったのだ。義父は姿を消し、母も幼い兄妹を残して天国へと旅立ってしまった。それ以来、洋太郎は母の遺言通りに、カオルを守って生きてきたのである。二人は洋太郎のボロアパートで暮らし始める。カオルを迎えに船着き場に行くと、洋太郎を見つけて、満面の笑みで手を振るカオル。彼女の無邪気に兄を慕う姿は昔のままだが、16才になったカオルの美しさに洋太郎は驚くのだった。資金がたまり、夢であった居酒屋の開店。しかし、洋太郎は詐欺に遭い、多額の借金を背負ってしまう。そして、医学生の恋人、恵子との別れ。やがて、洋太郎とカオルの間に微妙な感情が芽生えていく。カオルが大学に合格した。それを機会に兄の部屋を出て、彼女は自立することになった。それから1年後、台風の夜に二人は再会する。
- CASTING
- ●妻夫木聡 1980年12月13日生まれ。福岡県出身。98年ドラマ「素晴らしい日々」でデビュー。01年「ウォーターボーイズ」に主演し、日本アカデミー賞主演男優賞受賞、新人俳優賞受賞。主な出演作は「さよなら、クロ」（03）、「69～sixty nine～」（04）、「ローレライ」（05）、「春の雪」（05）、「やわらかい生活」（06）など。 ●長澤まさみ 1987年6月13日生まれ。静岡県出身。00年東宝シンデレラコンテストに選ばれる。00年「クロスファイア」で映画デビュー。03年「ロボコン」で日本アカデミー賞新人俳優賞受賞。主な出演作は「黄泉がえり」（03）、「阿修羅のごとく」（03）など。 ●麻生久美子 1978年6月17日生まれ。千葉県出身。98年「カンゾー先生」で日本アカデミー賞最優秀助演女優賞受賞。主な出演作は「ニンゲン合格」（99）、「回路」（01）、「贅沢な骨」（01）、「魔界転生」（03）、「THE 有頂天ホテル」（06）など。 ●橋爪功 1941年9月17日生まれ。大阪府出身。主な出演作は「八つ墓村」（77）、「マルサの女」（87）、「おいしい結婚」（92）、「四姉妹物語」（95）、「ローレライ」（05）など。 ●小泉今日子 1966年2月4日生まれ。神奈川県出身。82年歌手デビュー。05年「空中庭園」でブルーリボン賞主演女優賞受賞。主な出演作は「踊る大捜査線THE MOVIE」（98）、「陰陽師」（01）、「青い春」（02）、「雪に願うこと」（06）など。
- 配給会社
- 東宝