フーリガン

INTRODUCTION: 02年に発表した短編”Johnny Flynton”で同年の米アカデミー賞短編実写映画賞ノミネートされた女性監督、レクシー・アレキサンダーが放つ新しい青春のバイブル。フーリガン・ファームのなかで暴力に目覚め、変貌していく挫折したエリートたち。その姿を等身大に描いた衝撃の作品である。主人公の青年マットを演じるのは、全世界で記録的ヒットとなった『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのフロド・バギンズ役でスターとなったイライジャ・ウッド。マットを過激な世界へ導くピートを演じたのは『コールド・マウンテン』の名演が記憶に新しいチャーリー・ハナム。その他、マットの姉シャノンを演じるのは『ジョー・ブラックをよろしく』でブラット・ピットの相手役としてヒロインを演じたクレア・フォーラニ、マットに敵対心を抱くボヴァー役にはリドリー・スコット監督の大作『トリスタンとイゾルデ』のレオ・グレゴリー、シャノンの夫スティーヴにはTVムービー『バンド・オブ・ブラザース』のマーク・ウォーレンなど実力派が揃っている。

STORY: マットは、ジャーナリスト志望のアメリカ人青年。友人の罪をきせられ、ハーヴァード大学を退学処分になってしまった。彼は、傷心のまま姉の住むロンドンへ渡った。そこで姉の義弟のイギリス人ピートと出逢い、サッカー・プレミアリーグの試合に誘われるのだった。ピートはウェストハム・ユナイテッドのフーリガン・ファームGSEのカリスマ・リーダーとして君臨していた。サッカーには興味がなかったが、ピートに誘われるままに、危険で陶酔的な暴力の魅力に取り憑かてれいく。やがて、彼は眠っていた自分の闘争本能に目覚める。ピートたちとの連帯感の中で男としての誇りを見い出していくのだった。そんな時、GSEと因縁のフーリガン・ファーム「ミル・ウォール」との間に一触即発の事件が起るのだった。

CASTING: ●イライジャ・ウッド 1981年1月28日生まれ。アイオワ州出身。「バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2」で映画デビュー。「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズの主人公フロド役でスターになる。主な出演作は、「8月のメモワール」（95）、「フリッパー」（96）、「アイス・ストーム」（97）、「ディープ・インパクト」（98）、「記憶の旅人」（00）、「エターナル・サンシャイン」（04）など。 ●チャーリー・ハナム 1990年4月10日生まれ。イギリス出身。BBCテレビシリーズ「Queer Folk」でデビュー。主な出演作は「ハロルド・スミスに何が起ったか？」（99）、「ケイティ」（02）、「コールド・マウンテン」（03）など。 ●クレア・フォーラニ 1972年7月1日生まれ。94年「ポリス・アカデミー4/モスクワ大作戦」で映画デビュー。主な出演作は「ザ・ロック」（96）、「ジョー・ブラックをよろしく」（98）、「バジル」（98）、「メダリオン」（03）など。

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