柔道龍虎房
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シト・ポウは、柔道界で『柔道小金剛』とまで呼ばれた選手。しかし、今では酒場の雇われマスター兼バンドリーダーとしてギターを弾き、酒におぼれる自堕落な生活を送り、借金に追われている。ある日、トニーという男が酒場に現れて、柔道の勝負を申し込んできた。応じる気がなかったが、ステージに上がってサキソフォンを吹き出すトニーをなぜか気に入ってしまった。ここに、もう一人、日本で歌手になることを夢にしているシウモンが現れ、3人の奇妙な生活が始まるのだった。トニーは何度もシト・ポウに柔道の試合を申し込む。そして、シウモンは夢をあきらめないで柔道家に戻るようにシト・ポウを励ます。そこに現役時代のライバルであったレイ・アコンが現れ、かつて行われなかった試合の決着をつけたいと申し出てくる。さらに、シト・ポウの師匠が、自分の息子チンを助けて、潰れかけている道場を立て直してほしいと頼んでくる。こうして、シト・ポウの酒場は柔道家たちが技を競う場となっていくのだった。
- 公開日
- 2006年5月13日(土)
- 監督
- ジョニー・トー
- 撮影
- チェン・シウキョン
- 音楽
- ピーター・カム
- 製作年
- 2004
- 製作国
- 香港
- 原題
- THROW DOWN
- 上映時間
- 95
- INTRODUCTION
- 『ヒーロー・ネバー・ダイ』(98)、『ブレイキング・ニュース』(04)、そして、カンヌ映画祭で話題になった『黒社会』(05)。その監督ジョニー・トーが放つのは、黒澤明監督の『姿三四郎』(43)へのオマージュであると同時に、60年代の日活や東映のプログラム・ピクチャーを思い起こさせるシーンに満ち溢れた、瑞々しい青春映画である。また、かつての日本映画へのオマージュでもあるのだ。出演は香港のイケメンスター、『特攻!BAD BOYS』(00)のルイス・クーと、金城武、ケリー・チャンと共演した『アンナ・マデリーナ』(98)や、藤原紀香と共演した『SPY_N』(00)で知られるアーロン・クォック。この二人が、夢を追いかける元柔道家を熱演している。また、ヒロインには、アンディ・ラウと反町隆史共演の『フルタイム・キラー』(01)でデビューしたチェリー・イン。そして『西太后』(84)で香港電影金像賞の優秀主演男優賞を受賞し、今やベテランとも言えるレオン・カーファイが、3人の青春模様の脇を固めている。
- STORY
- シト・ポウは、柔道界で『柔道小金剛』とまで呼ばれた選手。しかし、今では酒場の雇われマスター兼バンドリーダーとしてギターを弾き、酒におぼれる自堕落な生活を送り、借金に追われている。ある日、トニーという男が酒場に現れて、柔道の勝負を申し込んできた。応じる気がなかったが、ステージに上がってサキソフォンを吹き出すトニーをなぜか気に入ってしまった。ここに、もう一人、日本で歌手になることを夢にしているシウモンが現れ、3人の奇妙な生活が始まるのだった。トニーは何度もシト・ポウに柔道の試合を申し込む。そして、シウモンは夢をあきらめないで柔道家に戻るようにシト・ポウを励ます。そこに現役時代のライバルであったレイ・アコンが現れ、かつて行われなかった試合の決着をつけたいと申し出てくる。さらに、シト・ポウの師匠が、自分の息子チンを助けて、潰れかけている道場を立て直してほしいと頼んでくる。こうして、シト・ポウの酒場は柔道家たちが技を競う場となっていくのだった。
- CASTING
- ●ルイス・クー(シト・ポウ) 1970年10月21日生まれ。香港出身。1994年に映画界にデビューする。主な出演作は、『OVER SUMMER』(99)、『センチュリー・オブ・ザ・ドラゴン』(99)、『特攻!BAD BOYS』(00)、『忘れえぬ想い』(03)、『黒社会』(05)など。 ●アーロン・クォック(トニー) 1965年10月26日生まれ。香港出身。97年に香港で最優秀男性歌手賞を初受賞。主な出演作は、『風雲ストームライダーズ』(98)、『アンナ・マデリーナ』(98)、『SPY_N』(00)、『ディバージェンス』(05)など。 ●レオン・カーファイ(レイ・アコン) 1958年2月1日生まれ。香港出身。84年、『西太后』でデビューし、香港電影金像賞の優秀主演男優賞を受賞。『火龍』(87)、『愛人/ラマン』(92)、『黒薔薇VS黒薔薇』(92)、『黒社会』(05)、『THE MYTH/神話』(05)など。 ●チェリー・イン(シウモン) 1983年6月20日生まれ。台湾出身。01年『フルタイム・キラー』で映画デビュー。『アンディ・ラウの麻雀大将』(02)、『黒社会』(05)に出演している。