水霊 ミズチ
(C)「水霊 ミズチ」製作委員会
- 公開日
- 2006年5月27日(土)
- 監督
- 山本清史
- 脚本
- 山本清史
- 撮影
- 喜久村徳章
- 音楽
- 和田貴史
- 製作年
- 2006
- 製作国
- 日本
- 上映時間
- 102
- INTRODUCTION
- 水霊(ミズチ)は、神話の時代から、呪われた水として言い伝えられてきた。それを飲んだ者は、異様なまでにのどが渇き、おぞましい幻覚を見続けてやがて死を迎える。はたして、呪いを解き、感染を阻止する方法はあるのか。角川ホラー文庫の超人気作、田中啓文の「水霊」の待望の映画化である。事件の謎を追う記者、響子に『樹の海』『大停電の夜に』の井川遥、響子の元夫で水質分析の専門家、岡祐一に『ケイゾク』『最後の恋、初めての恋』の渡部篤郎。そして、星井七瀬、山崎真実、鈴木美生らのフレッシュなギャルが絶叫演技を披露する。さらに、矢沢心、三輪ひとみ、柳ユーレイ、でんでんなどが脇を固める。監督・脚本は、『ほんとうにあった怖い話 劇場版 怨霊』などを手掛けた新鋭・山本清史。プロデューサーに『ほんとにあった呪いのビデオ』の大橋孝史、撮影に『呪怨』『着信アリ2』の喜久村徳章、美術に『こっくりさん日本版』の井上心平、編集に『リング』『呪怨』の高橋信之など、ホラー界のスペシャリストが集結した。
- STORY
- 新聞の記者の戸隠響子は武蔵野市の老人ホームで、“みずち”と書かれた紙切れを握り締め、ハサミで両目を潰して自殺した老人の死体を発見する。その後、「黄泉」「水霊(みずち)」を研究していた助教授、杜川乙一郎が自殺。一方、清花高校では学生の謎の自殺が頻発していた。響子は調査の結果、自殺や変死事件が多発している場所が、「三鷹」「武蔵野」「調布」「昭島」「羽村」の地区に限定されていることを発見する。その地域では井戸から汲み上げられた水が水道用水として利用されていた。響子はさらに、杜川研究室の助手の目黒彩と、多発する地震のデータを揃え、震源の中心地が“四方平(よもひら)”という地名の土地で、東京の水源でもある四方平ダムがあることを発見する。かつて杜川が彼女に尋ねたある言葉が浮かんだ。「黄泉比良坂、黄泉の沸く場所が黄泉比良坂なんですよ」。その地域では地震で水道水が濁り、土砂崩れによって古い遺跡が発見されていた。響子は事件の背景に、杜川の言っていた呪われた水、「死に水」が関わっていることに確信をもつようになっていった。その頃、響子の元夫で水質調査の専門家の岡祐一の身に異変が起こり始めた。彼も感染したのだ。岡は大村医師に相談し、原因究明のため自分を生きたまま解剖して欲しいと頼む。大村の診察室で響子は、岡の遺言を撮影したビデオを発見。岡の解剖が、四方平にある大村の実家の病院で行われることを知って彼らの後を追った。そこには、信じられない驚愕の事実が響子を待っていた。
- CASTING
- ●井川遥 1976年6月29日生まれ。東京都出身。01年ゴールデンアロー賞グラフ賞受賞。NHK教育TV「フランス語講座」のアシスタントを務め、『69 sixty nine』(04)に出演。『ヒナゴン』ではヒロインを演じている。 ●渡部篤郎 1968年5月5日生まれ。東京都出身。「静かな生活」で第19回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞と新人賞受賞。主な出演作は「大河の一滴」(01)、「最後の恋、初めての恋」(03)、「ゼブラーマン」(04)、阿修羅城の瞳」「いらっしゃいませ、患者さま」「2/2」(05)など。 ●星井七瀬 1988年11月14日生まれ。05年映画「フライ、ダディ・フライ」に出演。ドラマでは「アイ’ムホーム」「農家の嫁になりたい」に出演。