天使の卵

(C)「天使の卵」フィルムパートナーズ
美大を目指して浪人中だった歩太と、一足先に現役で大学合格した夏姫は、互いに恋をしていた。しかし、生活のリズムが違う二人は微妙に気持ちがすれ違う。そんなある日、歩太は満員電車の中で美しい女性と出会う。その日以来、名前も連絡先も知らない彼女の面影が、頭に焼き付いて離れない。そして、心に刻まれたその横顔を、スケッチブックに描き続けるのだった。歩太の父親は精神病院に入院している。父を見舞った時、病院であの電車の彼女に声をかけられた。彼女の名は五堂春妃。歩太より8歳も年上で、父の新しい担当医だった。さらに、夏姫の姉だという。その後、父親を見舞うため病院を訪れた歩太は、自分が書いた春妃のスケッチを見せる。彼女は「あなたも絵を描くの」と驚きながらも、懐かしそうな表情を見せるのだった。二人きりで会うことになった。彼女の話とは、歩太の父が回復の兆しを見せ、家族と暮らしたがっていることと、妹が歩太のことで悩んでいるというものだった。父親が退院し、春妃と会う機会がなくなってしまう。歩太は、春妃への想いが募ったある日、夏姫に別れを告げる。そして、春妃に素直な気持ちを伝えるのだった。互いに寄り添いながら、愛を育む歩太と春妃。だが、幸せな日々は長くは続かなかった。
公開日
2006年10月21日(土)
監督
冨樫森
脚本
今井雅子 村山由佳
撮影
中澤正行
音楽
大友良英
出演
市原隼人 小西真奈美 沢尻エリカ 戸田恵子 北村想 鈴木一真 甲本雅裕 キムラ緑子 マギー司郎 諏訪太朗 森下能幸 斉藤歩 三浦友和
製作年
2005
製作国
日本
上映時間
114
配給会社
松竹

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