リトル・ランナー
ラルフ・ウォーカーは、カナダのハミルトンにある力トリックの私立学校に通う14歳の少年。父は戦死し、唯一の肉親である母も入院という境遇。それにも負けず、明るさを失わずに生きるヤンチャ坊主だ。ある日、母親エマの病状が悪化して、昏睡状態に陥ってしまう。もしも母を失ったら、自分はどうなってしまうのか?天涯孤独の身になることへの不安と、最愛の母に去られる恐怖に、押しつぶされそうになるラルフ。そして、「奇跡でも起きない限り、昏睡から目覚めることはない」と医者から宣告されるのだった。呆然とするラルフ。ある日、クロスカントリー部のコーチをつとめるヒバート神父が、「君たちがボストンマラソンで優勝すれば奇跡だ」と言ったのを耳にしたラルフは、ボストンマラソンで優勝するという奇跡を、自分の手で成し遂げれば、母は目覚めてくれるのではと思い、出場を決意するのだった。ラルフは、親友たちと自己流の猛特訓を開始。がむしゃらにトレーニングに打ち込む。そんなラルフの暴走ぶりを見かね、ボブスレーの選手時代に覚えたウェイト・トレーニングをアリスは指導するのだった。ラルフの頑張りに、目を留めた者がいた。マラソンのカナダ代表として、オリンピックに出場したこともあるヒバート神父だ。ラルフのコーチを志願し、レースに勝つ走り方を、徹底的に教え込んでいく。しかし、校長はラルフの挑戦を「身の程知らず」と非難。校長はラルフが学校を休んでボストンに行けば放校処分にするという、そしてヒバート神父へは修道会からの追放を匂わせたのだ。さらに、ラルフの不注意が原因で、彼の家が全焼してしう。意気消沈するが、親友チェスターの「ボストンマラソンに出場すれば、校長を最高に怒らせることができる。それに、君なら優勝できるよ」という言葉で立ち直り、ラルフはボストンへ。そして迎えたレース当日。世界の強豪が並ぶスタートラインにラルフ立った。
- 公開日
- 2006年3月4日(土)
- 監督
- マイケル・マッゴーワン
- 脚本
- マイケル・マッゴーワン
- 撮影
- ルネ・オーハシ
- 製作年
- 2004
- 製作国
- カナダ
- 原題
- SAINT RALPH
- 上映時間
- 98
- INTRODUCTION
- 病気で昏睡状態に陥った最愛の母を失いたくない。そのひたむきな思いを胸に、ボストンマラソン優勝という奇跡の実現に向けて走り出す少年の奮闘を、いきいきと描き出した感動の物語。2004年のトロント映画祭でプレミア上映され、いつまでも鳴りやまない絶賛の拍手を浴びた『リトル・ランナー』。主人公のラルフを演じるのは、TVシリーズ「Super Rupert」の主演で注目を集めたアダム・ブッチャー。思春期真っ直中の少年の成長を生き生きと演じている。そんな彼の脇をしっかりと固めるのが、『シェルタリング・スカイ』のキャンベル・スコット、『ブドーロウェイと銃弾』でオスカー候補になったジェニファー・ティリー、『シッピング・ニュース』のゴードン・ピンセントといったベテランたち。監督・脚本は、1985年のデトロイトマラソンの勝者でもある新鋭のマイケル・マッゴーワン。思春期の少年を主人公にした青春映画のきらめきと、母子の愛を原点としたピュアな感動を描ききっている。オンタリオで開催されるロンドン・カナディアン映画祭で観客賞、パリ映画祭でグランプリを受賞したほか、カナダの監督組合賞にもノミネートされる栄誉を受けた。
- STORY
- ラルフ・ウォーカーは、カナダのハミルトンにある力トリックの私立学校に通う14歳の少年。父は戦死し、唯一の肉親である母も入院という境遇。それにも負けず、明るさを失わずに生きるヤンチャ坊主だ。ある日、母親エマの病状が悪化して、昏睡状態に陥ってしまう。もしも母を失ったら、自分はどうなってしまうのか?天涯孤独の身になることへの不安と、最愛の母に去られる恐怖に、押しつぶされそうになるラルフ。そして、「奇跡でも起きない限り、昏睡から目覚めることはない」と医者から宣告されるのだった。呆然とするラルフ。ある日、クロスカントリー部のコーチをつとめるヒバート神父が、「君たちがボストンマラソンで優勝すれば奇跡だ」と言ったのを耳にしたラルフは、ボストンマラソンで優勝するという奇跡を、自分の手で成し遂げれば、母は目覚めてくれるのではと思い、出場を決意するのだった。ラルフは、親友たちと自己流の猛特訓を開始。がむしゃらにトレーニングに打ち込む。そんなラルフの暴走ぶりを見かね、ボブスレーの選手時代に覚えたウェイト・トレーニングをアリスは指導するのだった。ラルフの頑張りに、目を留めた者がいた。マラソンのカナダ代表として、オリンピックに出場したこともあるヒバート神父だ。ラルフのコーチを志願し、レースに勝つ走り方を、徹底的に教え込んでいく。しかし、校長はラルフの挑戦を「身の程知らず」と非難。校長はラルフが学校を休んでボストンに行けば放校処分にするという、そしてヒバート神父へは修道会からの追放を匂わせたのだ。さらに、ラルフの不注意が原因で、彼の家が全焼してしう。意気消沈するが、親友チェスターの「ボストンマラソンに出場すれば、校長を最高に怒らせることができる。それに、君なら優勝できるよ」という言葉で立ち直り、ラルフはボストンへ。そして迎えたレース当日。世界の強豪が並ぶスタートラインにラルフ立った。
- CASTING
- ●アダム・プッシャー(ラルフ) 1988年10月20日生まれ。 カナダ・オンタリオ州出身。TVシリーズ「Super Rupert」(01)のルパート役人気。主な出演作は、TV/「ペンタゴン文書/合衆国の陰謀」(03)、「Terry」(05)「Terminal City」(05)など。 ●キャンベル・スコット(ヒバート神父) 96年『シェフとギャルソン、リストランテの夜』を監督し、ニューヨーク映画批評家協会賞の新人監督賞ほか多数受賞。主な出演作は、『ロングタイム・コンパニオン』(90)と『シェルタリング・スカイ』(90)、『愛の選択』(91)、『シングルス』(92)、『ミセス・パーカー ジャズエイジの華』(94)、『Roger Dodger』(02)など。 ●ジェニファー・ティリー(アリス) ミズーリのスティーヴンス・カレッジで演技を学んだのち、ロサンゼルスで数々のTVに出演。 ●ゴードン・ピンセント(フィッツパトリック神父) 30年のキャリアを誇るベテラン俳優で、カナダ国内では、脚本家、作家、演出家としてもよく知られている。 ●タマラ・ホープ(クレア) 「Winslow Homer : An American Original」(99)でTVにデビューし、「オードリー・ヘプバーン物語」(00)、「バブル星人あらわる!」(00)、「ベールの向こうに」(01)などのTV映画に出演。 ●ショーナ・マクドナルド(エマ) マルコム・リー監督の『アンダーカバー・ブラザー』(02)他、近年はTV中心に活躍している。
- 配給会社
- 20世紀フォックス映画