ヒストリー・オブ・バイオレンス
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インディアナ州ミルブルックの小さな町の田舎町。”STALL'S DINER”というお店を経営するトム・ストールと弁護士の妻エディは、2人の子供たちと一緒に幸せに暮らしていた。ある夜、夫のダイナーが二人組の強盗に襲われる。閉店間際に店に入ってきた男二人は、閉店を伝えるトムに対して強い口調で注文し、銃を突きつけた。危険を察知したトムは強盗の一瞬の隙をついて銃を奪い取り、正当防衛で、店の客や友人たちを救うのだった。ヒーローとして歓迎されたトムの生活は一夜にして変わり、国内のメディアの注目を浴びてしまう。その騒ぎに居心地の悪さを感じるトムだったが、妻や家族は彼のとった行動を誇りに思っていた。そして、またいつも通りの家族の静かな生活に戻るはずだった。数日後、ニュースの影響で大繁盛の店に、威圧的な男たちが現れた。その中のフォガティは、昔の知人であるかのようにトムに話しかけ、彼をジョーイと呼んだ。フォガティを店から追い返したが、夫の過去を知っていると言うのだ。その日から、男たちは家族に執拗に付きまとい始めた。夫の過去を知っていると繰り返すフォガティは、彼女に「オレは奴を知っている。なぜ、あんなにも人を殺すのがうまいのか、ジョーイに聞いてみろ」と言い放ったのだ。夫を信頼しているものの、信頼と不安の間で揺れ始める妻。ついに家族に危険が迫ったとき、愛と信頼に満ちた幸せな暮らしが、徐々に壊れ始めていく。
- 公開日
- 2006年3月11日(土)
- 脚本
- ジョシュ・オルソン
- 撮影
- ピーター・サシツキー
- 音楽
- ハワード・ショア
- 製作年
- 2005
- 製作国
- 米=カナダ
- 原題
- A HISTORY OF VIOLENCE
- 上映時間
- 96
- INTRODUCTION
- 2005年カンヌ映画祭コンペティション部門に正式出品され、批評家からも大きな賞賛を浴びたデイヴィッド・クローネンバーグ監督の最新作。これまで描いてきた作品とは異なる、新境地ともいうべき重厚な物語に仕上がっている。愛に満ちた今の暮らしと、隠された夫の過去の暴力と罪の間で揺れる妻。幸福と暴力の対立と、究極の愛の選択を描くサスペンスミステリーの傑作である。夫を演じるのは、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのヴィゴ・モーテンセン。妻役には、『シークレット・ウィンドウ』の実力派女優マリア・ベロ。また、[めぐりあう時間たち」(02)で4度目のアカデミー賞にノミネートされたエド・ハリス、「蜘蛛女のキス」(85)でアカデミー賞を受賞したウィリアム・ハートなどベテラン俳優の演技が光っている。さらに、「セクレタリー」(02)のスティーヴン・マクハティ、「ワイルド・レンジ最後の銃撃」(03)のピーター・マクニール、舞台で活躍するアシュトン・ホームズやハイディ・ヘイズなど個性豊かな俳優が好演している。脚本を手がけたのは、「MONSTER」の脚本を担当するジョシュ・オルソン。製作は「ザ・リング」(02)「バタフライ・エフェクト」(04)のJ・Cスピンク。撮影監督は「マーズ・アタック」(96)、「レッド・プラネット」のピーター・サシツキー。そして音楽は「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」(03)でアカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞に輝き、「ギャング・オブ・ニューヨーク」(01)、「アビエーター」(04)など60作以上の音楽を手がけてきたハワード・ショアが素晴らしい楽曲を提供している。
- STORY
- インディアナ州ミルブルックの小さな町の田舎町。”STALL'S DINER”というお店を経営するトム・ストールと弁護士の妻エディは、2人の子供たちと一緒に幸せに暮らしていた。ある夜、夫のダイナーが二人組の強盗に襲われる。閉店間際に店に入ってきた男二人は、閉店を伝えるトムに対して強い口調で注文し、銃を突きつけた。危険を察知したトムは強盗の一瞬の隙をついて銃を奪い取り、正当防衛で、店の客や友人たちを救うのだった。ヒーローとして歓迎されたトムの生活は一夜にして変わり、国内のメディアの注目を浴びてしまう。その騒ぎに居心地の悪さを感じるトムだったが、妻や家族は彼のとった行動を誇りに思っていた。そして、またいつも通りの家族の静かな生活に戻るはずだった。数日後、ニュースの影響で大繁盛の店に、威圧的な男たちが現れた。その中のフォガティは、昔の知人であるかのようにトムに話しかけ、彼をジョーイと呼んだ。フォガティを店から追い返したが、夫の過去を知っていると言うのだ。その日から、男たちは家族に執拗に付きまとい始めた。夫の過去を知っていると繰り返すフォガティは、彼女に「オレは奴を知っている。なぜ、あんなにも人を殺すのがうまいのか、ジョーイに聞いてみろ」と言い放ったのだ。夫を信頼しているものの、信頼と不安の間で揺れ始める妻。ついに家族に危険が迫ったとき、愛と信頼に満ちた幸せな暮らしが、徐々に壊れ始めていく。
- CASTING
- ●ヴィゴ・モーテンセン 85年「刑事ジョン・フック/目撃者」で映画デビュー。30本を超える出演作は批評家から高く評価されている。主な出演作は、「ある貴婦人の肖像」(96)、「ダイヤルM」(98)、「サイコ」(98)、「オーバー・ザ/ムーン」(99)、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズ、「オーシャン・オブ・ファイヤー」(04)など。 ●マリア・ベロ 「ER」で全米映画俳優組合賞受賞で一躍有名になる。03年「The Cooler」でゴールデン・グローブ賞と全米映画俳優組合賞最優秀助演女優賞受賞。主な出演作は、「パーマネント・ミッドナイト」(98)、「ペイバック」(99)、「デュエット」(00)、(「コヨーテ・アグリー」(00)、「シークレット・ウィンドウ」(04)など。 ●エド・ハリス 4度のオスカーノミネート経験を持つ実力派。主な出演作は「ジャック・ナイフ」(89)、「ザ・ファーム/法律事務所」(93)、「アポロ13」(95)、「グッドナイト・ムーン」(98)、「トゥルーマン・ショー」(98)、「ポロック2人だけのアトリエ」(00)、「ビューティフル・マインド」(01)、「めぐりあう時間たち」(02)、「白いカラス」(03)など。 ●ウィリアム・ハート 85年「蜘蛛女のキス」でアカデミー賞受賞。主な出演作は、「白いドレスの女」(81)、「目撃者」(81)、「愛は静けさの中に」(86)、「ブロードキャスト・ニュース」(87)、「ドクター」(91)、「スモーク」(95)、「ダークシティ」(98)、「太陽の雫」(99)、「ヴィレッジ」(04)、「天国の青い蝶」(04)など。
- 映倫
- 20