シン･シティ

仮出所中のマーヴ。屈強な肉体と顔の醜い傷跡のせいでプロの女も近づかない。そんな彼に愛をくれたのは、高級娼婦のゴールディだった。しかし、彼女は殺され、マーヴは罪をきせられてしまった。マーヴは、必ず敵を討つと心に誓った。黒幕を辿っていったマーヴは、黒幕とおぼしき人物の農場へと向った。そこで、不気味なメガネ男にハンマーで倒された。マーヴは、この男こそ、ゴールディ殺しの犯人だと確信する。脱出したマーヴは、黒幕がロアーク枢機卿でアメリカを陰で牛耳る男であるということを知る。ドワイトは、恋人のシェリーにつきまとうジャッキー･ボーイを痛めつけた。不穏な空気を感じたドワイトは彼らを尾行する。ジャッキーは、娼婦たちの自治区、オールド･タウンへ。そこには、警官を買収してその一帯を支配するゲイルがいた。彼女はドワイトの昔の恋人である。ベッキーにバカにされ、カッとなったジャッキーが銃を取り出したその時、殺人兵器ミホの二刀流が、ジャッキーを切り裂いた。ジャッキーは警部補だった。警官を殺せば、オールド･タウンの自治協定は崩れる。ベッキーの密告で、ギャングの用心棒マヌートは、オールド･タウンを手に入れようと画策する。ハーティガン刑事は、ロアーク･ジュニアを追っていた。彼は、法さえも支配する街の権力者、ロアーク上院議員の息子で、3人の幼女を殺している。彼は新たに、11歳のナンシーを誘拐するが、ハーティガン刑事が救出。しかし、息子の復讐に燃えるロアーク議員に罪をきせられてしまう。ナンシーの身を案じたハーティガンは、罪を認めて出所する。だが、黄色い男がナンシーを拉致してしまうのだった。その男は、治療の副作用で醜く変貌した、ロアーク議員のジュニアだった。ハーティガンはナンシーを救うため、最後の戦いに挑むのだった。