ライディング・ザ・ブレット

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21歳の画学生アラン・パーカーは、普通の学生生活を送っていた。しかし、6歳で父親を亡くしたことや、ある恐ろしい過去が契機となり内面に暗い影を持っている。誕生日。一人でバスタブに浸かりながらマリファナを喫い、カミソリの刃を弄んでいると、かつて自ら描いた死神が現れた。死神は手首にあてて自殺するように誘惑する。
公開日
2005年7月23日(土)
監督
ミック・ギャリス
脚本
ミック・ギャリス
撮影
ロバート・C・ニュー
音楽
ニコラス・パイク
出演
ジョナサン・ジャクソン デヴィッド・アークエット エリカ・クリステンセン バーバラ・ハーシー クリフ・ロバートソン ニッキー・カット マット・フリューワー
製作年
2004
製作国
米=独=カナダ
原題
RIDING THE BULLET
上映時間
98
INTRODUCTION
原作は、『キャリー』(76)、『シャイニング』(80)など名作を生んだ、ホラーの帝王スティーヴン・キングの短編「ライディング・ザ・ブレット」。キング自身が臨死体験を経て生まれた小説である。この短編は、インターネット上でダウンロードする形で販売され、48時間で50万部もの売り上げを記録した。この原作を、『スリープウォーカーズ』(92)やTV映画『シャイニング』(97)などで、何度もキングの映像化作品を手がけてきた盟友ミック・ギャリス監督が映画化。原作の設定を現在から1969年に変えて、キングの原作にはなかった導入部を加え、主人公の過去を詳細に描いている。アラン役には『ダンシング・ハバナ』(04)で注目のジョナサン・ジャクソン、彼の恋人ジェシカ役には『トラフィック』(00)『プール』(02)のエリカ・クリステンセン。地獄に導こうとするジョージ・ストーブ役に、『スクリーム』のデヴィッド・アークエット、バーバラ・ハーシー、そして謎の農夫役を『スパイダーマン』(02)のクリフ・ロバートソンが演じている。撮影には『クリープス』(86)を手がけてきたロバート・C・ニュー、音楽には、ギャリス監督作品の『スリープウォーカーズ』(92)、『バーチャル・ウォーズ3』(97)、ニコラス・パイク、特殊メイクには、『グリーンマイル』(99)『キル・ビル』(03)などの話題作を手がけてきたKNBエフェクツが務めている。
STORY
1969年10月30日、ハロウィン。21歳の画学生アラン・パーカーは、他の学生と同じく、普通の学生生活を送っていた。しかし、6歳で父親を亡くしたことや、ある恐ろしい過去が契機となり内面に暗い影を持っている。誕生日。一人でバスタブに浸かりながらマリファナを喫い、カミソリの刃を弄んでいると、かつて自ら描いた死神が現れた。死神は手首にあてて自殺するように誘惑する。その時、恋人のジェシカと友人たちがいきなり「誕生日おめでとう!」と部屋に入ってきた。驚いた彼は、思わず手首に刃を走らせてしまったのだ。彼は病院に収容され、手首の縫合手術を受けてしまう。全てから逃れようと、アランは旅の準備を始めるが、そこに電話が掛かってきた。アランの母ジーンが脳卒中で倒れたという。遥か190キロ先のルイストン病院にヒッチハイクで出かけた。しかし、乗せてくれるのは怪しい男たちばかり。また、カラスが喋りはじめたり、自動車事故の犠牲者が突然掴みかかってきたり、亡き父親の姿を目撃したりと、不気味な幻想に苛まれる。紛れ込んでしまった墓地で、アランは自分と同じ誕生日のジョージ・ストーブという男の墓が目に入った。そして、墓の男ジョージ・ストーブの車に乗ってしまう。彼は今、死神の伝令者として生者の魂を集めている。そしてジョージは、アランに《究極の選択》を迫る。アランか、母親か、どちらかが、恐怖と死の象徴である「ブレット」に乗らなければならない。もし、その選択を拒めば、二人共、命が奪われるのだ。
CASTING
●ジョナサン・ジャクソン 1982年生まれ。フロリダ州出身。94年『僕たちのサマー・キャンプ/親の居ぬ間に……』で映画デビュー。主な出演作は、『オン・エッジ 19歳のカルテ』(01)、『インソムニア』(02)、『ダンシング・ハバナ』(04)など。 ●デヴィッド・アークエット 1971年生まれ。ヴァージニア州出身。『スクリーム』3部作(96~00)で注目される。主な出演作は、『ラビナス』(99)、『25年目のキス』(99)、『灰の記憶』(01)、『スパイダー パニック!』(02)など。 ●エリカ・クリステンセン 1982年生まれ。シアトル出身。96年、13歳でディズニー映画『がんばれ! ビーバーちゃん』で映画デビュー。主な出演作は、『トラフィック』(00)、『プール』(02)、『バンガー・シスターズ』(02)など。 ●バーバラ・ハーシー 1948年生まれ。ハリウッド出身。87年『或る人々』と88年『ワールド・アパート』で、カンヌ国際映画祭最優秀主演女優賞を2年連続受賞。主な出演作は『夕陽の対決』(69)、『受胎の契約/ベビー・メイカー』(70)、『明日に処刑を…』(72)、『大いなる決闘』(76)、『ライトスタッフ』(83)、『ナチュラル』(84)、『スタントマン』(00)など。 ●クリフ・フロバートソン 1925年生まれ。カリフォルニア州出身。55年、『ピクニック』で映画デビュー。68年『まごころを君に』でアカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞。主な出演作は、『ミネソタ大強盗団』(72)、『コンドル』(75)、『ミッドウェイ』(76)、『愛のメモリー』(76)、『エスケープ・フロム・L.A.』(96)、『スパイダーマン』(02)など。
配給会社
日活

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