ヒナゴン
広島の田舎の小さな町、比奈町。累積赤字が重なり、隣町との合併問題に揺れている。そんな時、今もヒナゴンの存在を”信じる”元ヤンの若き町長イッちゃんは”類人猿課”の復活を宣言した。比奈町には30年前にヒナゴンの目撃騒動があり、役場は類人猿課を作ったり、一時的に日本中から注目を浴びて大ブームになったことがあった。しかし、、最後にはマスコミに嘘つき村と叩かれ、大恥をかいたのだった。合併するしないで、町を二分して大混乱中の町民たちは「類人猿課!?」なんて、とんでもないと大反対。東京から∪ターンして、比奈町の類人猿課に就職することになったのが信子。30年前のヒナゴンの第一発見者・ホラ健の孫である。彼女を町長イッちゃんは大歓迎するのだった。イッちゃんは、子供の頃、ホラ健の話を信じてヒナゴン探検に出かけ、山の中でヒナゴンに出会ったのだ。現代の比奈の子どもたちは、ヒナゴンという未知なる生物を、想像することができない。そこで、比奈の教師は、生徒たちをヒナゴンがいるという森の中へ連れて行くのだが。一方、ヒナゴンはおる!合併問題反対!と我が道を突き進む町長イッちゃんの立場は悪くなる。ついに町長選に突入することになった。そんな時、大騒ぎの町を一つにさせる、ある事件が起きる。
- 公開日
- 2005年5月28日(土)
- 監督
- 渡邊孝好
- 撮影
- 安田圭
- 製作年
- 2005
- 製作国
- 日本
- 上映時間
- 121
- INTRODUCTION
- 1970年頃、ネス湖のネッシーやヒマラヤの雪男など、様々な未確認生物の目撃証言や写真が出回りー大ブームとなっていた。広島県比婆郡西城町で起きた、謎の生物ヒパゴン騒動もそんな未確認生物の話題。この実話をもとに、「ビタミンF」で第124回直木賞を受賞した人気作家・重松清が書き下ろしたのが「いとしのヒナゴン」である。謎の怪物ヒナゴン騒動に揺れる架空の町を舞台に、教育や市町村合併問題など、今日的なテーマを盛り込みながら「信じる」事の大切さを描いた力作である。監督は「居酒屋ゆうれい」「ぷりてぃ・ウーマン」の実力派、渡邊孝好監督。主人公のイナゴのイッちゃんを演じるのは、伊原剛志。ヒロインの信子役には井川遥。。2人を支えるキャストには、上島竜兵、鶴見辰吾、嶋田久作、そして落語家・柳家花緑、松岡俊介など魅力的なキャストが顔を揃えている。製作には、中国放送、ウッドワンといった広島の企業が参加。また、撮影は、広島県比婆郡西城町の全面協力により、30年前にヒバゴン騒動が実際に起きた各所で行われている。
- STORY
- 広島の田舎の小さな町、比奈町。累積赤字が重なり、隣町との合併問題に揺れている。そんな時、今もヒナゴンの存在を”信じる”元ヤンの若き町長イッちゃんは”類人猿課”の復活を宣言した。比奈町には30年前にヒナゴンの目撃騒動があり、役場は類人猿課を作ったり、一時的に日本中から注目を浴びて大ブームになったことがあった。しかし、、最後にはマスコミに嘘つき村と叩かれ、大恥をかいたのだった。合併するしないで、町を二分して大混乱中の町民たちは「類人猿課!?」なんて、とんでもないと大反対。東京から∪ターンして、比奈町の類人猿課に就職することになったのが信子。30年前のヒナゴンの第一発見者・ホラ健の孫である。彼女を町長イッちゃんは大歓迎するのだった。イッちゃんは、子供の頃、ホラ健の話を信じてヒナゴン探検に出かけ、山の中でヒナゴンに出会ったのだ。現代の比奈の子どもたちは、ヒナゴンという未知なる生物を、想像することができない。そこで、比奈の教師は、生徒たちをヒナゴンがいるという森の中へ連れて行くのだが。一方、ヒナゴンはおる!合併問題反対!と我が道を突き進む町長イッちゃんの立場は悪くなる。ついに町長選に突入することになった。そんな時、大騒ぎの町を一つにさせる、ある事件が起きる。