青春大統領
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日本貿易振興会シドニー出張所の峰岡鷹志は、休暇中のところを、同僚の大山に呼び返され日本にたちもどった。大学時代の親友である大村物産社長の大村が日本に入港した、太洋丸の積荷である薬品ソルピチンと共に、姿を消してしまったというのだ。そして、このソルピチンは臨床実験の結果、有害なことが解ったのだ。鷹志は親友の大村の身に、異変が起ったのを感じとり、調査にのりだした。そこでまず、鷹志は、大村物産を訪れた。そこで鷹志は、大学時代の後輩の京子に再会した。鷹志は京子と大村が恋仲にあると信じきっていたが、実は京子は、鷹志に激しい恋情を燃やしていたのだった。今の京子の職業は売出し中のジャニーズのマネージャーであった。京子からジャニーズの面々を紹介された鷹志は、彼らから、大村が東洋不動産にいたことを聞きだした。