レオポルド・ブルームへの手紙

15年の刑期を終えて出所した一人の男スティーヴン。無口な彼の心の支えは少年レオポルド・ブルームへ向けて手紙を書くことだった――。レオポルドは学校の課題で囚人に手紙を書くことになり、これに真剣に取り組んだ。彼の母メアリーは、レオポルドを産んだ日に夫と娘を事故で失ったことから人生に絶望してしまい、レオポルドを愛することができなくなったのだった。母の愛を知らずに育った孤独な少年の切実な手紙に、スティーヴンは愛のこもった返信を送る。そんな2人はやがて数奇な運命に翻弄されていくのだった…。

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