男の花道

(C)1956 東宝
成駒屋中村歌右衛門は、道頓堀中之芝居で絶讃の中にお名残狂言の興行をしていたが、眼病が悪くなるのに人知れず心を痛めていた。名医土生玄磧はこれを知ったが、皆に相手にされず江戸への旅に出た。その頃盛り場では、目明し凡六に追われ乍ら、江戸の巾着切しぐれの千太が財布を狙って歩いていたが、彼はまた銘酒屋の看板娘お市にも追い慕われていた。芝居の千秋楽の日、千太は喧嘩を始め、通り合わせた歌右衛門に救われた。

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