TAXI NY

ベルはタクシー･ドライバーのライセンスを習得し、5年かけて手に入れた車でタクシー･ドライバーの仕事を始めることになった。それまでは、マンハッタン中を走り回る自転車便のライダーであった。彼女の転職は、仲間も恋人のジェシーも応援している。そして、彼女の夢は国際的なカー･レースに出場して、優勝することなのだ。初日の仕事では、マンハッタンからJFK空港へ急ぐ客を乗せた。1時間かかるところを、たったの9分28秒で客を空港まで送り届けた。ベルのタクシーにはチタン製のスーパーチャージが搭載してあり、彼女の抜群のドライビング･テクニックで、NYでNO.1のスピードと自由自在な走行を生み出しているのだ。そんなスーパータクシーでベルがマンハッタンを流している頃、ダウンタウンで事件が発生した。NY市警察の刑事ウォッシュバーンが駆けつけ、犯罪組織を追い詰める。しかし、彼は自動車を運転することにトラウマを持っていて、ペーパードライバー並みの運転しかできない。そして、誤って車をバックで走らせてしまって店に突入するのだった。組織の犯人にまんまと逃げられてしまう。そこで、スーパードライバーのベルが登場するのだった。