理由
(C)2004 WOWOW/PSC
荒川区の超高層マンションで、一家4人の惨殺事件が起きた。容疑者として石田が指名手配されるが、捜査が進む内に惨殺された一家4人全員が 赤の他人同士だったことが判明する。
- 公開日
- 2004年12月18日(土)
- 監督
- 大林宣彦
- 撮影
- 加藤雄大
- 出演
- 村田雄浩 寺島咲 岸部一徳 大和田伸也 久本雅美 宝生舞 松田美由紀 赤座美代子 風吹ジュン 柄本明 渡辺えり 菅井きん 小林聡美 古手川祐子 石橋蓮司 麿赤兒 小林稔侍 宮崎将 宮崎あおい 勝野洋 片岡鶴太郎 根岸季衣 峰岸徹 裕木奈江 中江有里
- 製作年
- 2004
- 製作国
- 日本
- 上映時間
- 160
- INTRODUCTION
- 原作は、宮部みゆき同名小説「理由」。これは96年9月から1年間、朝日新聞で連載され、98年の第120回直木賞を受賞した作品である。発売部数は現在、累計で160万部を超えベストセラーとなっている。これまで、映画やドラマ化の企画はあったが、数百人にも上る登場人物たちの、その証言によって展開していく構成の小説は映像化が不可能とされてきた。今回、大林監督はこの作品を単なるミステリーの映画化にするのではなく、物語の裏側にある人々の欲望と、そこから起こる悲劇を見事に浮かび上がらせ、見事に人間ドラマへと昇華させたのである。この作品はWOWOWのテレビ向けとして始まった。しかし、監督が原作に惚れ込み、劇場用作品として完成を目指したのである。そして04年4月のオンエアでオリジナルドラマの最高視聴率を獲得。視聴者からの反応があまりにも大きかったことや、監督、原作者からの強い要望などから劇場公開が決定した。キャストは107人の俳優たち。主役のいない、役の大小もない、脚本に登場順の出演とした。誰もが主役であり誰もが脇役ということで、クレジットも登場順という異例のものとなった。
- STORY
- 東京23区に大雨洪水警報が出された深夜、荒川区の超高層マンションで事件は発生した。帰宅中の葛西美枝子がエレベータで血痕を発見し、2025号室の門にもそれが付いていた。不審に思い、玄関の扉を覗くと奥に人影があった。同じ時刻、1225号室の住人が上階から転落していくのが目撃された。警察によると、2025号室には小糸一家が住んでいることがわかった。現場検証の結果、2025号室からは4人の遺体が発見され、住民台帳によると小糸信治、静子、身元不明の老女、転落した男もこの部屋の住人と判明した。しかし、この遺体は小糸一家のものではなかったのだ。すっかり入れ替わった別人であることを、この時点では誰も知らなかった。小糸一家はどこへ消えたのか。そして彼ら別人を殺したのは?やがて数多くの証言からその理由が明らかになっていく。
- CASTING
- 村田雄浩、加瀬亮、根岸季衣、寺島咲(新人)、厚木拓郎、入江若葉、岸部一徳、左時枝、嶋田久作、大和田伸也、細山田隆人、根岸徹、久本雅美、ベンガル、裕木奈江、宝生舞、伊藤歩、中江有里、松田美由紀、立川談志、赤座美代子、南田洋子、風吹ジュン、石橋蓮司、山田辰夫、麿赤兒 、渡辺裕之、小林捻侍 榎本明、宮崎将、渡辺えり子、宮崎あおい、菅井きん、永六輔、小林聡美、勝野洋、小手川裕子、片岡鶴太郎(登場順:他カメオ出演多数)
- 映倫
- 99
- 配給会社
- アスミック・エース