コーラス

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終戦後の復興期、1949年のフランス。片田舎の学校に、音楽教師クレマン・マチューが赴任してきた。この学校は、親をなくした子供や、素行に問題があり親元を離れた子供達が集団生活するところだ。そこには、過激ないたずらをくり返す、暗い瞳の子供たちと、容赦ない体罰をする校長先生がいた。学校全体が温かさのかけらも無い殺伐とした雰囲気で溢れ返っているのだ。マチューは決して彼らを叱らず、体罰も加えないと決意。そして「合唱団」を結成し、歌う喜びを教えることを思いついた。。最初は、面白半分だった子供達も、徐々に歌うことの素晴らしさ、楽しさに気がついていく。ある日、マチューは誰もいないはずの教室から”奇跡の歌声”を耳にする。驚いて教室の扉をあけたマチューの前にいたのは、学校一の問題児、ピエール・モランジュだった。誰にも心を開こうとしないピエールに、マチューは救いの手を差し伸べようと心に誓う。ピエールの才能に触れ、この天からの授かり物を埋もれさせてはいけないと考えたマチューは、面会に来た母親ヴィオレットにピエールの進路を真剣に考えるように相談を持ちかけるのだった。みるみるうちに上達していく子供達とマチューの間に絆が芽生え始めた頃、噂を耳にした伯爵夫人が、歌を聞きに学校にやってくることになった。
公開日
2005年4月9日(土)
監督
クリストフ・バラティエ
脚本
クリストフ・バラティエ フィリップ・ロペス=キュルヴァル
撮影
カルロ・ヴァリーニ ドミニク・ジャンティ
音楽
ブリュノ・クーレ
出演
ジェラール・ジュニョ ジャン=バティスト・モニエ ジャック・ペラン フランソワ・ベルレアン マリー・ビュネル カド・メラッド マクサンス・ペラン ジャン=ポール・ボネール
製作年
2004
製作国
仏=スイス=独
原題
LES CHORISTES
上映時間
97
INTRODUCTION
ひとりの音楽教師と、少年達が音楽を通じて生きることの素晴らしさを分かち合う感動のストーリー。2004年3月フランス国内で公開され、その普遍的なテーマと美しく切ない物語に圧倒的な支持が集まった。瞬く間にフランス映画史上前代未聞のヒットを記録。公開15週で750万人を動員、フランス人の8人に一人が観たというほど多くの人に愛された。1949年の戦後復興の最中という時代背景、懸命に生きる子供達の姿、そして澄み切った歌声が観客の心を掴んだのである。この歌声は、実際にリヨンに実在する「サン・マルク少年少女合唱団」が奏でている。主演を務めるのは、13歳のジャン=バティスト・モニエ。実際に同合唱団のソリストで、本作で美しい歌声を披露している。クレマン・マチュー役を演じるのは、『バティニョールおじさん』で味のある名演を披露したジェラール・ジュニョ。製作および出演を務めるのはフランスを代表する名優であり国民的プロデューサーのジャック・ペラン。監督、脚本を手掛けたのは、ペランの甥でこれが長編デビュー作となるクリストフ・バラティエ。音楽と映画の美点を巧みに生かした本作は、バラティエ自身の音楽家、映像作家としてのキャリアが随所に生かされている。
STORY
終戦後の復興期、1949年のフランス。片田舎の学校に、音楽教師クレマン・マチューが赴任してきた。この学校は、親をなくした子供や、素行に問題があり親元を離れた子供達が集団生活するところだ。そこには、過激ないたずらをくり返す、暗い瞳の子供たちと、容赦ない体罰をする校長先生がいた。学校全体が温かさのかけらも無い殺伐とした雰囲気で溢れ返っているのだ。マチューは決して彼らを叱らず、体罰も加えないと決意。そして「合唱団」を結成し、歌う喜びを教えることを思いついた。。最初は、面白半分だった子供達も、徐々に歌うことの素晴らしさ、楽しさに気がついていく。ある日、マチューは誰もいないはずの教室から”奇跡の歌声”を耳にする。驚いて教室の扉をあけたマチューの前にいたのは、学校一の問題児、ピエール・モランジュだった。誰にも心を開こうとしないピエールに、マチューは救いの手を差し伸べようと心に誓う。ピエールの才能に触れ、この天からの授かり物を埋もれさせてはいけないと考えたマチューは、面会に来た母親ヴィオレットにピエールの進路を真剣に考えるように相談を持ちかけるのだった。みるみるうちに上達していく子供達とマチューの間に絆が芽生え始めた頃、噂を耳にした伯爵夫人が、歌を聞きに学校にやってくることになった。
CASTING
●ジェラール・ジュニョ 1951年5月4日生まれ。パリ出身。74年に劇団「スプランディド」を結成。87年「タンデム」でセザール賞主演男優賞候補。主な出演作は「バティニョールおじさん」(02)、「ザ・レース」(02)、「女がいちばん憧れる職業」(00)、「Fallait pas」(98)、「Marthe」(97)、「幽霊と運転手」(95)、「他人のそら似」(94)、「ブルー・ヘルメット」(92)など。 ●フランソワ・ベルレアン 1978年「Martin et Lea」で映画デビュー。これまでに140作以上に出演している大ベテラン。2002年には「Mon I dole」でセザール賞最優秀男優賞候補。 主な出演作には「トランスポーター」(02)、「シックス・パック」(00)、「赤ずきんの森」(00)、「ヴァンドーム広場」(98)、「デルフィーヌの場合」(98)、「ロマンスX」(98)、「さよなら子供たち」(87)など。 ●ジャン=パティスト・モニエ 1990年12月22日生まれ、撮影当時13歳だったモニエ少年は、「コーラス」で映画デビュー。「サン・マルク少年少女合唱団」のソリストを務めている。2004年、日仏の文化交流のため、合唱団の一員として来日。
配給会社
角川ヘラルド映画

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