キャットウーマン

内気な広告デザイナー、ペイシェンス･フィリップスは、巨大化粧品会社ヘデア社に勤めている。ある日、ペイシェンスは間なく発売になる若返りクリーム、“ビューリン”の広告デザインを届けに、ヘデア社の工場まで行った。そこで彼女が目にしたものは、その“ビューリン”がもたらす恐ろしい副作用だった。しかもヘデア社はその事実を知りながらも発売を強行しようとしていたのだ。陰謀を知ってしまったペイシェンスは、その場で何者かに追われ、命を落としてしまう。その瞬間、ペイシェンスの中にキャットウーマンとしての新しい命が生まれた。その日を境に、ペイシェンスの中に潜んでいた野生が、徐々に開花していく。やがて、欲望のままに行動し、自由奔放に夜の街を飛び回るキャットウーマン。その存在は、トム･ローン刑事の関心をひくことになる。その不可解な行動を悪用しようと企む何者かによって、キャットウーマンは殺人の罪を着せられてしまうことになるのだった。