感染

(C)2004「感染」製作委員会
経営危機に陥っている、古びた病院。長年、生死の境をさまよう患者の思いが建物に染み付いている。老朽化した建物と経営危機による薬や備品が不足した状況が続く、これ以上ない劣悪な職場。ここで働く医師や看護婦は、精神と肉体の限界にきていた。そんな中、些細なことから医療ミスによる死亡事故が発生した。外科医・秋葉や内科医・魚住ら医師達は身の保身から事故を隠蔽するのだった。医療ミスは新人の安積まどかの責任だと責めた。そんな時、内臓が融け始めた奇怪な急患が担ぎこまれた。今だ見たことのない状態の患者。こんな症状に対処する自信は安積にはなかった。赤井医師は、その患者を研究治療することで、名声を獲得して病院を危機から建て直そうと力説するが、患者は忽然と姿を消していた。蔓延する未知のウィルス、これを食い止めることは出来ないのだろうか。
公開日
2004年10月2日(土)
監督
落合正幸
脚本
落合正幸 君塚良一
撮影
増井初明
音楽
配島邦明
出演
佐藤浩市 高嶋政伸 星野真里 真木よう子 木村多江 羽田美智子 モロ師岡 山崎樹範 草村礼子 南果歩 佐野史郎
製作年
2004
製作国
日本
上映時間
99
INTRODUCTION
[感染] Jホラーシアターの記念すべき第一弾は、「パラサイト・イヴ」「催眠」の落合正幸監督の『感染』。病院内でおこる未知のウィルスを巡って、逃げ場を失う人間、そしてその葛藤をテーマに描いた恐怖の作品だ。キャストは日本映画界を代表する実力派俳優陣が結集した。主演は圧倒的な存在感のある佐藤浩市、大胆かつ繊細な演技派の高嶋政伸、フレッシュな魅力の星野真里、草村礼子、南果歩といった豪華俳優陣、そして佐野史郎が未踏の恐怖を盛り上げていく。 [予言] 究極のホラーレーベル“Jホラーシアター”。その第1弾は悪魔のウィルスが蔓延する恐怖「感染」と死の新聞「予言」だ。本作では、ホラーコミックの先駆者・つのだじろう氏により1970年代に連載された漫画『恐怖新聞』のストーリーををもとに、現代的な演出を加えて作り上げた新たな恐怖だ。『リング0バースディ』『案山子』の鶴田法男監督の手により、最新の表現で映像化している。死の予言に翻弄される主人公・里見英樹を演じるのは、俳優として成長し続ける三上博史。里見の元妻で、独自に「新聞」の謎を追う立原綾香役には、『呪怨2』にも出演した、今やホラークイーンとして名高い酒井法子が好演している。
STORY
[感染] 経営危機に陥っている、古びた病院。長年、生死の境をさまよう患者の思いが建物に染み付いている。老朽化した建物と経営危機による薬や備品が不足した状況が続く、これ以上ない劣悪な職場。ここで働く医師や看護婦は、精神と肉体の限界にきていた。そんな中、些細なことから医療ミスによる死亡事故が発生した。外科医・秋葉や内科医・魚住ら医師達は身の保身から事故を隠蔽するのだった。医療ミスは新人の安積まどかの責任だと責めた。そんな時、内臓が融け始めた奇怪な急患が担ぎこまれた。今だ見たことのない状態の患者。こんな症状に対処する自信は安積にはなかった。赤井医師は、その患者を研究治療することで、名声を獲得して病院を危機から建て直そうと力説するが、患者は忽然と姿を消していた。蔓延する未知のウィルス、これを食い止めることは出来ないのだろうか。 [予言] 里見英樹(三上博史)は、妻・綾香(酒井法子)と娘・奈々を連れて車で帰省中である。途中の電話BOXで奇妙に古びた【新聞】を見つけるのだった。そこに書かれていた記事は、交通事故による娘の死亡記事だった。次の瞬間、不吉な予感がして振り返った里見は、恐るべき光景を目にした。娘のいる車に、大型トラックが追突してきたのだ。死を予言する「新聞」の謎。妻・綾香も独自にこの謎を追いかけた。
CASTING
[感染] ●佐藤浩市(秋葉) 1960年生まれ。東京都出身。80年ドラマ「続・続・事件」でデビュー。81年「青春の門」でブルーリボン賞受賞。94年「忠臣蔵が外伝 四谷怪談」で日本アカデミー賞主演男優賞受賞。主な出演作は「道頓堀川」「魚影の群れ」「敦煌」「トカレフ」「らせん」「WHITE OUT」「壬生義士伝」「魔界転生」など。 ●高嶋政伸(魚住) 1966年10月27日生まれ。東京都出身。主な出演作は「家族輪舞曲」(89)、「ゴジラVSビオランテ」(89)、「山田ババアに花束を」(90)、「「虹の橋」(93)、「修羅場の人間学」(93)など。 ●佐野史郎(赤井) 1955年3月4日生まれ。島根県出身。主な出演作は「毎日が夏休み」(94)、「写楽」(95)、「カラオケ」(99)、「ゴジラ2000」(00)など。 ●星野真里(安積) 1981年7月27日生まれ。埼玉県出身。主な出演作は「虹をつかむ男南国奮闘編」(98)、「GO-CON!」(00)、「死に花」(04)など。 ●木村多江(立花) 東京都出身。主な出演作は「ひみつの花園」(97)、「催眠」(99)、「GO-CON!」(00)、「花とアリス」など。 [予言] ●三上博史(里見英樹) 7月23日 東京都生まれ。83年、寺山修司監督『草迷宮』で主演デビュー。主な出演作は、大島渚監督『戦場のメリークリスマス』(83)、ポール・シュレイダー監督『MISHIMA』(85)、『ビリィ★ザ★キッドの新しい夜明け』(86)、『私をスキーに連れてって』(87)、『遠き落日』(92)、『屋根裏の散歩者』(94)、『スワロウテイル』(96)、『宮澤賢治-その愛-』(96)、『パラサイト・イヴ』(97)など。 ●酒井法子(里美綾香) 1971年2月14日生まれ。福岡県出身。87年「男のコになりたい」で歌手でビュー。「のりピー」の愛称でアイドルに。主な出演作は、「星の金貨」、「ひとつ屋根の下」、「利家とまつ」、「呪怨2」など。
配給会社
東宝
kansen_yogen

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