ドラムライン
(C)2002 TWENTIETH CENTURY FOX
デヴォン・マイルズは、別れて暮らす父親の音楽の才能の血を引き、マーチング・ドラマーとして天才的な才能を持っている。アトランタにあるA&T大学のマーチング・バンド部を率いるリー監督は、その才能に目を付け、デヴォンを音楽特待生としてA&T大学にスカウトする。マーチング・ドラム部は、スポーツ競技のハーフタイムの12分間に、華麗なドラム・テクニックと豪快なパフォーマンスをバックアップする。優勝と名誉と青春を賭け、今年も最大のライバル校モーリス・ブラウン大学との対決が控えていた。デヴォンは、入部早々に天才的なスネア・ドラムのテクニックを披露し、みんなを圧倒。存在感をアピールする。しかしデヴォンは自分の才能に溺れ、自信過剰でうぬぼれが強く、自己中心的なのだ。デヴォンはOBから認められスターティング・メンバーに抜てきされる。
- 公開日
- 2004年4月10日(土)
- 監督
- チャールズ・ストーン三世
- 撮影
- シェーン・ハールバット
- 音楽
- ジョン・パウエル
- 製作年
- 2002
- 製作国
- 米
- 原題
- DRUMLINE
- 上映時間
- 118
- INTRODUCTION
- スポーツ競技の12分間のハーフタイムに、全米の大学から選び抜かれたマーチング・バンドが、バンド・バトルの優勝を賭けて、究極の妙技を競い合う。ボーイズIIメンやTLCなどを手がけた、音楽界の巨匠ダラス・オースティンの実体験を基に、『フォレスト・ガンプ/一期一会』のウェンディ・フィネルマンがプロデュースした青春映画だ。出演は、天才的なドラム・テクニックを持つ主人公デヴォン役に、ウィル・スミスの弟分としてスミスから可愛がられる、映画初主演のラッパー兼コメディアンのニック・キャノン。バンドのリー監督を演じるのは、『エボリューション』、『悪いことしましョ!』などでコミカルな演技を見せたオーランド・ジョーンズ。ヒロインのレイラ役は、『ノット・ア・ガール』の主演の3人組の女性の一人に扮したゾーイ・サルダナが、演じている。監督は、本作が監督第2作目で日本初登場のチャールズ・ストーン三世。ドラム・パフォーマンス・シーンのヒートアップした映像とサウンドの融合も見事だ。製作総指揮と音楽製作総指揮をダラス・オースティンが兼任している。
- STORY
- デヴォン・マイルズは、別れて暮らす父親の音楽の才能の血を引き、マーチング・ドラマーとして天才的な才能を持っている。アトランタにあるA&T大学のマーチング・バンド部を率いるリー監督は、その才能に目を付け、デヴォンを音楽特待生としてA&T大学にスカウトする。マーチング・ドラム部は、スポーツ競技のハーフタイムの12分間に、華麗なドラム・テクニックと豪快なパフォーマンスをバックアップする。優勝と名誉と青春を賭け、今年も最大のライバル校モーリス・ブラウン大学との対決が控えていた。デヴォンは、入部早々に天才的なスネア・ドラムのテクニックを披露し、みんなを圧倒。存在感をアピールする。しかしデヴォンは自分の才能に溺れ、自信過剰でうぬぼれが強く、自己中心的なのだ。デヴォンはOBから認められスターティング・メンバーに抜てきされる。ところが、ライバル校との対戦時に集団プレイを逸脱したドラム・パフォーマンスを演じ、リー監督を激怒させる。また、デヴォンは楽譜が読めないことが発覚。楽譜を読めることがメンバーの条件であるという規則から、リー監督はデヴォンを退部させるのだった。そんな時、音楽性よりハデなパフォーマンスを重視する、モーリス・ブラウン大学のマーチング・バンドを率いるウエイド氏が、デヴォンに誘いの手を伸ばす。デヴォンの心は大きく揺れ動くのだった。
- CASTING
- ●ニック・キャノ(デヴォン) 1980年10月7日生まれ。サンディエゴ出身。コメディや司会で活躍。『The Nick Cannon Show』で大ブレイク。ウィル・スミス製作、キャノン脚本と主演のワーナー・ブラザース・チャンネルの『Loose Cannon』の企画を立ち上げる。映画は、『メン・イン・ブラック2』(02)の検査官役でデビュー。『ドラムライン』が初主演作になる。 ●オーランド・ジョーンズ(リー監督) 1968年4月10日生まれ。アラバマ州出身。19歳の時にCM制作会社を設立。その後、番組の脚本、台本執筆を続け、93年には、FOXテレビの看板番組になる『ザ・シンバット・ショー』のプロデューサーに昇格した。『リプレイスメント』(00)や、『悪いことしましョ!』(00)、『ギリーは首ったけ』(未公開/V/01)、『エボリューション』(01)、『タイムマシン』(02)など、話題作に立て続けに出演している。 ●ゾーイ・サルダナ(レイラ) 1978年6月19日生まれ。ニュージャージー州出身。00年、『センターステージ』で映画デビュー。主な出演作は、『Get Over it! 』(01)、『Snipes』(01)、『ノット・ア・ガール』(02)など。 ●レナード・ロバーツ(ショーン) 舞台で活躍後、『ラブ・ジョーンズ』(96)、スパイク・リーの監督作『ラストゲーム』(98)などに出演。テレビは、人気シリーズだった『バフィー~恋する十字架~』のフォレスト・ゲイト役を演じた。