海の夢、都会の虚
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東京でIT企業“ネットソリューション”を起業し、その社長を務めている仲村ミチル43歳。彼女は18歳で故郷の沖縄を離れ、この東京で経理の仕事に就きながらパソコンの技術を習得、同志と共に会社を立ち上げて今に至っている。既に両親を亡くしているミチルだったが、ある日ふと25年ぶりに彼女の生まれ育った沖縄・竹富島を訪れることに。そして、数々の思い出に浸りながら島を巡っていたミチルは、18歳の高校生当時、憧れの存在だった島の有力者の娘・案城ユミカとの幻想的なひと時を鮮明に思い出し始める…。