コールドマウンテン
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2003年の米アカデミー賞でレニー・ゼルウィガーが助演女優賞を受賞。
1864年夏、北軍の包囲攻撃にさらされる南軍の要塞。インマンは戦争に駆り出されてから3年、疲労と食糧不足を耐え忍ぶ日々を送ってきた。彼にとって、唯一の心の支えは、出征前に１度だけ口づけを交わした、恋人のエイダと生きて再会する日が来ることを信じるだけ。別れの日に彼女に手渡された本と銅版写真、そして3通だけ届いたボロボロの手紙を握りしめながら、インマンは静かにエイダの面影に思いを馳せる。北軍の陣地を急襲するゲリラ作戦に駆り出されたインマンは、喉に敵の弾丸を受け、瀕死の重傷を負って病院のベッドに横たわっていた。慰問に訪れた１人の女性が、高熱にうなされたインマンにエイダからの手紙を読んでくれる。「まだ戦っているのなら、戦うのをやめて戻って来て。お願いです。戻って来て」インマンは気付くのだった。自分にとってたった１つ確かなものがあるとしたら、それはエイダへの愛をおいて他にない。もうこれ以上１秒も彼女の他に命を捧げたくはない。1964年９月、歩けるまでに回復したインマンは、夜明けと共に病院を抜け出し、辿り着けるかどうかも定かではないコールドマウンテンを目指して、黙々と海岸沿いの道を歩み始めた。
- 公開日
- 2004年4月24日(土)
- 監督
- アンソニー･ミンゲラ
- 脚本
- アンソニー･ミンゲラ
- 撮影
- ジョン･シール
- 音楽
- ガブリエル･ヤーレ
- 出演
- ジュード･ロウ ニコール･キッドマン レニー･ゼルウィガー ドナルド･サザーランド ナタリー･ポートマン フィリップ･シーモア･ホフマン ジョヴァンニ･リビシ レイ･ウィンストン ブレンダン･グリーソン キャシー･ベイカー ジェームズ･ギャモン アイリーン･アトキンス チャーリー･ハナム ジェナ･マローン イーサン･サプリー ルーカス･ブラック メローラ･ウォルターズ タリン･マニング エミリー･デシャネル ジェームズ･レブホーン ウィリアム･ロバーツ キリアン･マーフィ
- 製作年
- 2003
- 製作国
- 米
- 原題
- COLD MOUNTAIN
- 上映時間
- 155
- INTRODUCTION
- アカデミー賞９部門を受賞した『イングリッシュ・ペイシェント』で、巨匠の座を不動にしたアンソニー・ミンゲラ。その最新作は、21世紀の「風と共に去りぬ」とも言うべき壮大なスケールの至高のラブストーリー。全米公開と同時に絶賛の嵐を巻き起こし、本年度アカデミー賞６部門ノミネート、英アカデミー賞１３部門ノミネートの快挙を成し遂げ、ゴールデン・グローブ賞最優秀助演女優賞を始め幾多の賞に輝いた。原作は全米図書賞を受賞したチャールズ・フレイジャーのベストセラー小説。主人公インマンを演じるのは、ミンゲラ監督の前作『リプリー』でアカデミー賞候補となり、一躍スターの階段を駆け上ったジュード・ロウ。エイダに扮するのは、『めぐりあう時間たち』でオスカー女優の仲間入りを果たし、名実ともにハリウッドの頂点に立ったニコール・キッドマン。またエイダのサバイバルの師となり、稀有な友情を育んでいくルビーを演じるのは、『ブリジット・ジョーンズの日記』と『シカゴ』で２年連続オスカー候補となったレニー・ゼルウィガー。また、モンロー牧師に扮するのは、『普通の人々』から『スペース・カウボーイ』まで、100本を超える映画で活躍を続けているドナルド・サザーランド。ルビーの父スタブロッドには、『ギャング・オブ・ニューヨーク』のブレンダン・グリーソン。旅の途中で出会う不良牧師には、『リプリー』『マグノリア』のフィリップ・シーモア・ホフマン。戦争未亡人には、新『スター・ウォーズ』のナタリー・ポートマンなど豪華な顔ぶれが揃った。スタッフも一流。撮影監督は、『レインマン』でもオスカー候補にあがったジョン・シール。編集は、ウォルター・マーチ。衣装デザインは、『めぐりあう時間たち』でもオスカー候補になったアン・ロス。音楽を手がけたのは、米仏で活躍するガブリエル・ヤール。さらに、プロダクション・デザインを、『ギャング・オブ・ニューヨーク』をはじめ過去６度アカデミー賞にノミネートされているダンテ・フェレッティが担当している。
- STORY
- 1864年夏、北軍の包囲攻撃にさらされる南軍の要塞。インマンは戦争に駆り出されてから３年、疲労と食糧不足を耐え忍ぶ日々を送ってきた。彼にとって、唯一の心の支えは、出征前に１度だけ口づけを交わした、恋人のエイダと生きて再会する日が来ることを信じるだけ。別れの日に彼女に手渡された本と銅版写真、そして３通だけ届いたボロボロの手紙を握りしめながら、インマンは静かにエイダの面影に思いを馳せる。北軍の陣地を急襲するゲリラ作戦に駆り出されたインマンは、喉に敵の弾丸を受け、瀕死の重傷を負って病院のベッドに横たわっていた。慰問に訪れた１人の女性が、高熱にうなされたインマンにエイダからの手紙を読んでくれる。「まだ戦っているのなら、戦うのをやめて戻って来て。お願いです。戻って来て」インマンは気付くのだった。自分にとってたった１つ確かなものがあるとしたら、それはエイダへの愛をおいて他にない。もうこれ以上１秒も彼女の他に命を捧げたくはない。1964年９月、歩けるまでに回復したインマンは、夜明けと共に病院を抜け出し、辿り着けるかどうかも定かではないコールドマウンテンを目指して、黙々と海岸沿いの道を歩み始めた。
- CASTING
- ●インマン：ジュード・ロウ 1972年12月29日生まれ。ロンドン出身。94年、『ショッピング』で映画デビュー。99年、『リプリー』でアカデミー賞とゴールデン・グローブ賞にノミネート。英アカデミー賞の助演男優賞を受賞。主な出演作は、『ガタカ』（97）、『A.I.』（01）、『スターリングラード』（01）、『ロード・トゥ・パーディション』（02）など。 ●エイダ：ニコール・キッドマン 1967年6月20日生まれ。オーストラリア出身。83年、『Bush Christmas』で映画デビュー。95年『誘う女』、01年『アザーズ』、02年『めぐりあう時間たち』でゴールデン・グローブ賞受賞。『めぐりあう時間たち』で、英米のオスカー２冠を制覇。主な出演作は、『冷たい月を抱く女』（93）、『バットマン・フォーエヴァー』（95）、『ある貴婦人の肖像』（96）、『ピースメーカー』（97）、『アイズ ワイド シャット』（99）、『ドッグヴィル』（03）、『白いカラス』（03）など。 ●ルビー：レニー・ゼルウィガー 1969年4月25日生まれ。テキサス州出身。93年、『バッド・チューニング』で映画デビュー。00年『ベティ・サイズモア』、02年『シカゴ』でゴールデン・グローブ賞受賞。主な出演作は、『リアリティ・バイツ』（94）、『エンパイア・レコード』（95）、『草の上の月』（96）、『ザ・エージェント』（96）、『ライアー』（97）、『しあわせ色のルビー』（98）、『プロポーズ』（99）、『ブリジット・ジョーンズの日記』（01）、『ホワイト・オランダー』（02）、『恋は邪魔者』（03）など。
- 映倫
- 20
- 配給会社
- 東宝東和