問題のない私たち
中学3年の澪は仲間と一緒にマリアをイジメていた。これは“不快感への正当防衛であってイジメではない”という屁理屈を展開して一向に悪びれる様子はない。ところがそこへ、転校生の麻綺が出現したことで事態は一変。今度は麻綺がクラスのリーダーになり、クラスメイトたちによる澪への陰惨にして壮絶なイジメが開始される。教師たちは見て見ぬフリ。信じていた幼なじみにも裏切られ、ついには自殺を図る澪。そんな澪に唯一救いの手を差し延べたのは誰であろう、澪がイジメていたマリアだった。
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