アンデッド

公開日
2004年3月20日(土)
監督
ピーター・スピエリッグ マイケル・スピエリッグ
脚本
ピーター・スピエリッグ マイケル・スピエリッグ
撮影
アンドリュー・ストラホーン
音楽
クルフ・ブラッドリー
出演
フェリシティ・メーソン ムンゴ・マッケイ ロブ・ジェンキンス リサ・カニングハム ダーク・ハンター エマ・ランドール スティーヴ・グレイグ
製作年
2003
製作国
上映時間
105
INTRODUCTION
オーストラリア映画界から新しい才能が登場した。本作は、スピエリッグ兄弟の記念すべき監督デビュー1作目である。隕石群に衝突された人々が不死者アンデッドとして化して、町の人間を襲い始めるというゾンビアクションだ。監督以外にも、製作、脚本、編集の他、特殊効果まで担当する多芸ぶりを披露している。何と本編中のCGエフェクトの大半は、彼ら個人所有のラップトップコンピュータ上で製作されているのだ。『ロード・オブ・ザ・リング』のピーター・ジャクソン監督も、デビュー作は『バッドテイスト』というゾンビ満載の低予算自主映画だった。スピエリッグ兄弟もその才能が求められ、世界進出を果たしていくことになるのかも知れない。
STORY
バークレーはのんびりとした、静かな田舎の町。この片田舎に、ある日突然大量の隕石が降り注いだ。隕石に直撃され即死者続出の凄まじい大惨事。しかし、本当の悲劇はこの直後に待っていたのだ。隕石を受けた死者たちが”不死者アンデッド”として蘇り、町の人間を手当たりしだいに襲い始めた。彼らに噛まれた者は感染してしまい、自らも”アンデッド”へと変貌。町はほんの数時間で壊滅状態に陥ってしまう。一方、町を出ようとしていたミス・バークレーのレネ(フェリシティ・メイソン)は、”アンデッド”の襲撃に逢い、必死の逃走を開始。その時レネを救ってくれたのが、町では変人扱いされているマリオン(ムンゴ・マッケイ)だった。い詰められた彼らはマリオンの経営する武器ショップに避難する。そこへ同じくアンデッドの襲撃から逃げてきた警官のハリソン(ダーク・ハンター)とモリー(エマ・ランドール)、そしてウェイン(ロブ・ジェンキンス)と妊娠中のサリアンヌ(リサ・カニングハム)も駆け込んで来る。マリオンは特製の三連散弾銃を構えて”アンデッド”に応戦。なんとか脱出に成功し、町外れに車を走らせる。すると突然、目の前に巨大な壁が出現した。さらに、真っ暗な雲の間から突然強烈な光が射し、住民を次から次へと空高く吸い上げていくのだ。これは一体どうなっているのか。ゾンビと化した人々の運命はどうなるのだろうか。
CASTING
●レネ:フェリシティ・メイソン シドニー生まれ。10歳の頃からピンブルシアターでステージに立ち、テレビコマーシャルやミュージックビデオなど、数多くの映像作品に出演。アクターズ・ワークショップを1999年に卒業。本作が初の長編映画主演作となる。 ●マリオン:ムンゴ・マッケイ 1991年から13年間映写技師として働き、映写室から映画を観ているうちに自らもスクリーンに出たいと一念発起。アクターズ・ワークショップでの教師としての資格を持ち合わせながらも、自らが演技の勉強をしている。 ●ウェイン:ロブ・ジェンキンス 1997年にタレント養成所へ入り、役者としての訓練も受けながら25本を越える短編映画や、テレビのバラエティ番組へ出演。広告のモデルなどでも活動中。 ●サリアンヌ:リサ・カニングハム 1988年、バド・スミス初監督作でユマ・サーマンのデビュー作『ジョニー・B・グッド』で監督の秘書を担当。その後、短編映画へ積極的に出演。本作で長編作デビューとなる。地元のナッシュ劇団で舞台を中心に活躍している。 ●ハリソン:ダーク・ハンター ディプロム・オブ・クリエイティブアーツ卒業後、テレビと演劇界で活躍。本作が長編作デビュー。 ●モリー:エマ・ランドール 本作出演後、2003年度のクイーンズランド・ニューフィルムメーカー・アワードでベスト・フィーメール・アクター賞を受賞。

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