黒の怨(うらみ)

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恐ろしい伝説が今も残る、美しい港町ダークネス・フォールズ。最後の乳歯が抜けた夜―“トゥース・フェアリー”と呼ばれるマチルダ・ディクソンが、寝静まった子供を訪ね乳歯を取りにやってくる……しかし彼女の顔を見た者は誰であろうと容赦せずに命を奪われる……。ある晩、カイル少年は偶然にその姿を見てしまい、突然マチルダに襲われる。しかし彼女が極度に光を嫌っている事を知り、明かりの灯る浴室へと逃げ込み助かるが、カイルの母は暗闇の中で無惨にもマチルダに殺されてしまう。警察はカイルを母親殺しと断定、ガールフレンドのケイトリンや友達のラリーが見守る中、カイルを施設へと送致した。そして12年後。大人になったケイトリンには幼い弟マイケルがいた。極度の睡眠障害を持っていたマイケル。彼を助けるには同じ症状を患ったカイルのカが必要だった。ケイトリンはカイルに懇願し、彼は忌まわしい過去を持つダークネス・フォールズヘと帰ってきた。カイルの過去を知るレイが、母親を殺した異常者だとカイルをなじり森の中で大乱闘となってしまう。その時レイもマチルダの姿を見てしまった。そして、マチルダに襲われ殺されてしまう。警察官のマットはレイ殺しの犯人としてカイルを逮捕した。またしても無実の罪で捕まったカイルだったがラリーの尽力で警察から保釈される。そのラリーが森の中でマチルダの姿を見てしまい、断末魔の叫びを上げながら引き裂かれた。雷鳴と稲妻が、突然ダークネス・フォールズを襲い、停電が起こり始めた。警察署、病院、灯台、次々と町全体が漆黒の闇に染まった。それはあたかもマチルダの怨念のようにダークネス・フォールズを覆っていった。全てが闇に支配された時、荒れ狂ったようにマチルダが闇の中から忍びより、その姿を見た者を次々と襲っていった。
公開日
2003年12月6日(土)
監督
ジョナサン・リーベスマン
脚本
ジョン・ファサーノ ジェームズ・ヴァンダービルト ジョー・ハリス
撮影
ダン・ローストセン
音楽
ブライアン・タイラー
出演
チェイニー・クレイ エマ・コールフィールド リー・コーミー サリヴァン・ステイプルトン ピーター・カーティン エミリー・ブラウニング
製作年
2003
製作国
米=オーストラリア
原題
DARKNESS FALLS
上映時間
86
INTRODUCTION
ハリウッドでは、日本発のホラー『リング』がリメイクされ全米で大ヒットしたのを皮切りにホラーブームに沸いている。そんな中、全米初登場第1位を獲得したのがこの『黒の怨』だ。小さな港町ダークネス・フォールズで繰り広げられる“トゥース・フェアリー”(歯の妖精)の伝説。無実の罪をきせられ虐殺されたマチルダの魂が、このダークネス・フォールズの中をさまよい、暗闇でその姿を見た者は必ずマチルダによって葬り去られる。主演は新人のチェイニー・クレイ。主人公カイルを体当たりで好演している。ヒロイン役ケイトリンを演じるのは人気TVドラマ『ビバリーヒルズ青春白書』や『バフィー~恋する十字架~』でお馴染みのエマ・コールフィールド。弟マイケルをオーストラリアのTVドラマやCMで大活躍のリー・コーミーが演じている。また、少女時代のケイトリンには『ゴースト・シップ』で印象的なゴースト少女ケイティ役で強烈な印象を残したエミリー・ブロウニング。弁護士のラリー役にオーストラリアのベテラン俳優グラント・パイロ、勇敢な警察官マットに『退屈なオリーブたち』のサリバン・ステイプルトンが脇を固めている。監督のジョナサン・リーベスマンは本作が長編デビュー作となる若き新人だが、ディテールにこだわりアイデアに富んだ緻密な演出タッチはスティーブン・スピルバーグやジェームズ・キャメロン以来の才能と言われている。今回特殊効果と“トゥース・フェアリー”のクリーチャー・デザインを過去4度のアカデミー賞に輝くスタン・ウィンストンが担当。原作はアメリカンコミック界の寵児ジョー・ハリスで、彼のショート・ホラー・ムービー『Tooth Fairy』をべースに、本作では自ら脚色と製作を担当し、恐怖を盛り上げている。音楽に『ハンテッド』のブライアン・タイラーがあたり、ジェームズ・ホーナーを彷彿とさせるダイナミックでサスペンスフルなスコアを提供している。
STORY
恐ろしい伝説が今も残る、美しい港町ダークネス・フォールズ。最後の乳歯が抜けた夜―“トゥース・フェアリー”と呼ばれるマチルダ・ディクソンが、寝静まった子供を訪ね乳歯を取りにやってくる……しかし彼女の顔を見た者は誰であろうと容赦せずに命を奪われる……。ある晩、カイル少年は偶然にその姿を見てしまい、突然マチルダに襲われる。しかし彼女が極度に光を嫌っている事を知り、明かりの灯る浴室へと逃げ込み助かるが、カイルの母は暗闇の中で無惨にもマチルダに殺されてしまう。警察はカイルを母親殺しと断定、ガールフレンドのケイトリンや友達のラリーが見守る中、カイルを施設へと送致した。そして12年後。大人になったケイトリンには幼い弟マイケルがいた。極度の睡眠障害を持っていたマイケル。彼を助けるには同じ症状を患ったカイルのカが必要だった。ケイトリンはカイルに懇願し、彼は忌まわしい過去を持つダークネス・フォールズヘと帰ってきた。カイルの過去を知るレイ(アンガス・マーレイ・リンカーン・サンプソン)が、母親を殺した異常者だとカイルをなじり森の中で大乱闘となってしまう。その時レイもマチルダの姿を見てしまった。そして、マチルダに襲われ殺されてしまう。警察官のマット(サリバン・ステイプルトン)はレイ殺しの犯人としてカイルを逮捕した。またしても無実の罪で捕まったカイルだったがラリーの尽力で警察から保釈される。そのラリーが森の中でマチルダの姿を見てしまい、断末魔の叫びを上げながら引き裂かれた。雷鳴と稲妻が、突然ダークネス・フォールズを襲い、停電が起こり始めた。警察署、病院、灯台、次々と町全体が漆黒の闇に染まった。それはあたかもマチルダの怨念のようにダークネス・フォールズを覆っていった。全てが闇に支配された時、荒れ狂ったようにマチルダが闇の中から忍びより、その姿を見た者を次々と襲っていった。
CASTING
●チェイニー・クレイ(カイル) 1972年、バージニア州出身。コロラド大学で演劇の学位を取得。舞台「The Angels of Lemon」でジョセフ・ジェファーソン賞主演男優賞を受賞。その後、LAで舞台「バフイー恋する十字架」に出演。本作が初の長編作品となる。 ●エマ・コールフィールド(ケイトリン) 1973年4月8日サンディエゴ出身。大学卒業後ロンドンで演劇を学ぶ。主な出演作は「ビバリーヒルズ青春白書」(95~96)、「刑事ナッシュ・ブリッジズ」(96)、「絹の疑惑シルク・ストーキンギ」(91~99)など。 ●リー・コーミー(マイケル) 幼少より子役タレントとして活躍。TVシリーズ「Blue Heelers」、「Worst Best Friends」に出演。数多くのコマーシャルにも出演している。 ●グラント・パイロ(ラリー) オーストラリアで人気の俳優。主な出演作は「ジョーイ/小さな冒険者」(97)、「エイミー」(97)、「ウィッチ・ハント/魔女の血族」(99)、「クロコダル・ダンディー」(01)など。
配給会社
ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

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