ルールズ・オブ・アトラクション
(C)2002 Lions Gate Entertainment
アメリカ北東部、ニューイングランド。ハーバード、マサチューセッツ・インスティテュート、イエール、ダートマス。有名大学が林立するこの学問の中心地に、アメリカ一学費が高いことで有名な芸術大学、カムデン・カレッジがある。学生たちはたまに出席する講義と、毎日のように繰り広げられる狂乱と化すパーティで、忙しい日々を送っている。ローレンはいつも冷静に一歩ひいたところで、そんな周囲をクールに見つめている。る土曜日の早朝、ポストモダニズムのゼミに参加するために向かった教室の前で、ローレンはショーンと出くわした。ショーンは学内では名の知れたディ-ラーで、キャンパス内の半分近くの女性と寝ているとの噂がある。でも、ローレンは“ツーン”ときた。通じるものを感じた。もしかして、この気持ちは“本物のなにか”かもしれない。しかし、サングラスを取り、目をあわせた瞬間、先に恋に落ちたのは、ショーンの方だった。そしてショーンのメールボックスに、ラベンダー色の手紙が届きはじめる。前夜祭の夜、ローレンを待ちきれなかったショーンは、たまたま出会った彼女のルームメイト、ララと、迷ったあげくに寝てしまうのだった。
- 公開日
- 2003年11月15日(土)
- 監督
- ロジャー・エイヴァリー
- 脚本
- ロジャー・エイヴァリー
- 撮影
- ロバート・ブリンクマン
- 音楽
- トムアンドアンディ
- 製作年
- 2002
- 製作国
- 米
- 原題
- THE RULES OF ATTRACTION
- 上映時間
- 110
- INTRODUCTION
- 80年代バブル期の若者の空虚さ・無感情・不満・不安・倦怠感を描いた小説。それは「ニュー・ロスト・ジェネレーション」とカテゴリーされ、人気を博した。 作家、ブレット・イーストン・エリスは、その中核をなす作家で、処女作『レス・ザン・ゼロ』を弱冠21才で書き上げた。自ら若さの絶頂にありながら、底無しの絶望と虚無を表現する文学スタイルが世界に衝撃を与え、全米で大ベストセラーとなる。そして、87年にエリスが23歳で発表した第2作『ルールズ・オブ・アトラクション』は、91年に出版された『アメリカン・サイコ』へと完結する3部作のひとつとなる。どうしようもない心の出会いとすれ違いを、あまりにも斬新な同時進行のモノローグで綴っているため、唯一映像化不可能と言われ、今日まで映画化されることなく、長く時を待っていた。しかし、前後2篇の衝撃作は、この最期の1ピースなくしては完結しない。そして今。クエンティン・タランティーと共にあの『パルプ・フィクション』を生んだ映画界の風雲児ロジャー・エイヴァリーが、一編の映像を破壊し再構築することで、誰にも予想できなかったまったく新しい『ルールズ・オブ。アトラクション』をここに誕生させた。
- STORY
- アメリカ北東部、ニューイングランド。ハーバード、マサチューセッツ・インスティテュート、イエール、ダートマス・・・。有名大学が林立するこの学問の中心地に、アメリカ一学費が高いことで有名な芸術大学、カムデン・カレッジがある。学生たちはたまに出席する講義と、毎日のように繰り広げられる狂乱と化すパーティで、忙しい日々を送っている。ローレン(シャニン・ソサモン)はいつも冷静に一歩ひいたところで、そんな周囲をクールに見つめている。る土曜日の早朝、ポストモダニズムのゼミに参加するために向かった教室の前で、ローレンはショーン(ジェ-ムズ・ヴァン・ダー・ビーク)と出くわした。ショーンは学内では名の知れたディ-ラーで、キャンパス内の半分近くの女性と寝ているとの噂がある。でも、ローレンは“ツーン”ときた。通じるものを感じた。もしかして、この気持ちは“本物のなにか”かもしれない。しかし、サングラスを取り、目をあわせた瞬間、先に恋に落ちたのは、ショーンの方だった。そしてショーンのメールボックスに、ラベンダー色の手紙が届きはじめる。前夜祭の夜、ローレンを待ちきれなかったショーンは、たまたま出会った彼女のルームメイト、ララ(ジェシカ・ビール)と、迷ったあげくに寝てしまうのだった。
- CASTING
- ●エリック・ストルツ 1961年9月、カリフォルニア生まれ。『マスク』(85)のロッキー・デニス役でゴールデン・グローブ賞ノミネートされる。その後、クエンティン・タランティーノ監督の『パルプ・フィクション』(94)、ウィノナ・ライダー共演の『若草物語』(94)、リーアム・ニーソン、ジェシカ・ラングと共演した『ロブ・ロイ ロマンに生きた男』(95)、ジェフ・ダニエルズと共演した『トゥー・デイズ』(96)、ジョン・タトゥーロと共演したアリソン・アンダース監督の『グレイス・オブ・マイ・ハート』(96)、ジョン・ヴォイド、ジェニファー・ロペス共演による『アナコンダ』(97)、ナイジェル・ホーソーンと共演したアーサー・ペン監督の『INCIDE インサイド』(96)など、数多くのヒット作に出演。 ●フェイ・ダナウェイ 1941年1月、フロリダ生まれ。アカデミー賞、エミー賞、3度のゴールデン・グローブ賞の受賞経験者である彼女は、過去30年以上に渡りアメリカが誇る最も傑出した女優の一人である。デビュー作は、アーサー・ペン監督の『俺たちに明日はない』(67)。主な出演作は、『華麗なる賭け』(68)、『アレンジメント/愛の旋律』(69)、『タワーリング・インフェルノ』(74)、『チャイナタウン』(74)、『コンドル』(75)、『ネットワーク』(76)、『チャンプ』(79)、『アリゾナ・ドリーム』(92)、『ジャンヌ・ダルク』(99)など。
- 配給会社
- 20世紀フォックス映画