ティアーズ・オブ・ザ・サン
(C)2003 Revolution Studios Distribution Company,L.L.C. All Rights Reserved.
アメリカ海軍特殊部隊シールのA.K.ウォーターズ大尉は、過去23年間にわたる軍人としての輝かしいキャリアを持つが、そのほとんどは、記録に残ることのない極秘作戦であった。彼は7人の戦術スペシャリストを率い、任務遂行率100%を誇る精鋭部隊の隊長として、ロード司令官の絶大なる信頼を得ていた。ある時、「内戦下のナイジェリアから、アメリカ国籍の女医リーナ・ケンドリックスを救出せよ」。という任務が下った。クーデターによって大統領一家を殺した反乱軍は暴虐の限りをつくし、生命の危機にさらされた外国人は次々と国外に脱出。だが、国際的な医療奉仕団のスタッフとして内戦の犠牲者の治療にあたるリーナは、いまなお辺境の村の教会に留まっており、そこに反乱軍が進軍しているという情報が入ったのである。ウォーターズと7人の部下は、リーナが治療にあたっている教会に易々と到着した。あとは彼女を連れて12km先にある軍用ヘリとの合流地点に移動するだという、一見ごくありふれた任務に思われた。しかし、そこには、思わぬトラブルが発生した。彼女が、患者を置いてひとり逃げるのを拒否したのである。難民の救助は内政干渉にあたり、重大な命令違反となる。だが、リーナの燃えるような瞳は、ウォーターズに「No」と言わせない力を秘めていた。ウォーターズは23年間の軍隊生活の中で、初めての命令違反を犯す。アメリカ政府にとって重要な外交問題となりかねない難民救助を行うのだ。8人のソルジャーと、1人の女医、そして28人の難民が、敵地の真っ只中にとり残された。軍に見放され、恐らくは神からも見放されて…。カメルーン国境まで約60km―ヘリならば20分で到着するものを、険しい山を越え、徒歩で進まなければならないのだ。しかも、300人を超える反乱軍が執拗に彼らを追っていた。
- 公開日
- 2003年10月25日(土)
- 監督
- アントワーン・フークア
- 撮影
- マウロ・フィオーレ
- 音楽
- ハンス・ジマー
- 出演
- ブルース・ウィリス モニカ・ベルッチ コール・ハウザー イーモン・ウォーカー ジョニー・メスナー ニック・チンランド チャールズ・イングラム ポール・フランシス トム・スケリット マリック・ボーウェンズ ジミー・ジャン=ルイ フィオヌラ・フラナガン
- 製作年
- 2003
- 製作国
- 米
- 原題
- TEARS OF THE SUN
- 上映時間
- 118
- INTRODUCTION
- 「ティアーズ・オブ・ザ・サン」は、内戦下のナイジェリアを舞台に、軍に背いてまで自分の良心に従い、決死の救出作戦を敢行した男の勇気と、愛を超えた信頼の絆を描いた感動の人間ドラマだ。監督は「トレーニング・デイ」で高い評価を受けたアントワン・フークワ。ブルース・ウィリスは、本作の製作に6年もの歳月を費やした。この脚本はもともと「ダイ・ハード」シリーズ4作目として用意されたが、テーマ性と作品のスケール感を重視し、独立した企画として完成させることにしたという。作品自体のテイストは格段にシリアスなものとなったが、自分の意に反して渦中に巻き込まれながらも、そのために必死に闘う「ダイ・ハード」シリーズのジョン・マクレーンのキャラクター設定は、そのまま主人公ウォーターズ大尉の中に見い出すことができる。難民を救いたいという強い意志と情熱を持つ、女性医師リーナ・ケンドリックスを演じるのは、「マレーナ」「マトリックスリローデッド」のモニカ・ベルッチ。製作総指揮はレボリューション・スタジオを率い、「ブラックホーク・ダウン」にアカデミー賞2部門受賞をもたらしたジョー・ロス。製作は「プライベート・ライアン」でゴールデン・グローブ賞受賞のイアン・ブライス。また、「グラディエ一夕ー」「パール・ハーバー」「ライオン・キング」など、映画音楽史を飾る数々の名曲で知られるハンス・ジマーが音楽を担当し、ドラマの感動をさらに盛り上げている。
- STORY
- アメリカ海軍特殊部隊シールのA.K.ウォーターズ大尉は、過去23年間にわたる軍人としての輝かしいキャリアを持つが、そのほとんどは、記録に残ることのない極秘作戦であった。彼は7人の戦術スペシャリストを率い、任務遂行率100%を誇る精鋭部隊の隊長として、ロード司令官の絶大なる信頼を得ていた。ある時、「内戦下のナイジェリアから、アメリカ国籍の女医リーナ・ケンドリックスを救出せよ」。という任務が下った。クーデターによって大統領一家を殺した反乱軍は暴虐の限りをつくし、生命の危機にさらされた外国人は次々と国外に脱出。だが、国際的な医療奉仕団のスタッフとして内戦の犠牲者の治療にあたるリーナは、いまなお辺境の村の教会に留まっており、そこに反乱軍が進軍しているという情報が入ったのである。ウォーターズと7人の部下は、リーナが治療にあたっている教会に易々と到着した。あとは彼女を連れて12km先にある軍用ヘリとの合流地点に移動するだという、一見ごくありふれた任務に思われた。しかし、そこには、思わぬトラブルが発生した。彼女が、患者を置いてひとり逃げるのを拒否したのである。難民の救助は内政干渉にあたり、重大な命令違反となる。だが、リーナの燃えるような瞳は、ウォーターズに「No」と言わせない力を秘めていた。ウォーターズは23年間の軍隊生活の中で、初めての命令違反を犯す。アメリカ政府にとって重要な外交問題となりかねない難民救助を行うのだ。8人のソルジャーと、1人の女医、そして28人の難民が、敵地の真っ只中にとり残された。軍に見放され、恐らくは神からも見放されて…。カメルーン国境まで約60km―ヘリならば20分で到着するものを、険しい山を越え、徒歩で進まなければならないのだ。しかも、300人を超える反乱軍が執拗に彼らを追っていた。
- CASTING
- ●ブルース・ウィリス(A.Kウォーターズ大佐) 1955年3月19日生まれ、ニュージャージー州出身。1984年、オフブロードウェイの舞台「フール・フォア・ラブ」で注目を集める。1985年~TVシリーズ「こちらブルー・ムーン探偵社」でエミー賞、ゴールデングローブ賞に輝く。主な出演作は「ブラインド・デート」(87)、「ダイ・ハード」(88)、「シックス・センス」(99)、「アンブレイカブル」(00)など。 ●モニカ・ベルッチ(リーナ医師) イタリア出身。ミラノ大学在学中にモデルを始める。人気モデルとなり、テレビ映画で女優に進出。1992年「ドラキュラ」で映画デビューを果たす。主な出演作は「アパートメント」(96)、「アレックス」(02)、「マトリックスリローデット」、「マトリックスレボリューションズ(03)など。 ●コール・ハウザー(ジェームズ) サンタバーバラ出身。17才の時、「青春の輝き」(93)で映画デビュー。主な出演作は、「タイガーランド」(00)、「ハイヤー・ラーニング」(95)、「ハイロー・カントリー」(98)、「ホワイト・オランダー」(02)など。
- 配給会社
- BVIJ