28日後...
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未知のウィルスが、血液を媒介して感染し、数秒で人間の精神を破壊。凶暴化して人に襲いかかってくるのだ。肉体ではなく、精神を冒していく。感染者は親でも兄弟でもすぐに殺さなければ自分の命もない。そんな危険なウィルスが蔓延し、人々は絶望的な状況に追いやられていく。
- 公開日
- 2003年8月23日(土)
- 監督
- ダニー・ボイル
- 脚本
- アレックス・ガーランド
- 音楽
- ジョン・マーフィ
- 出演
- キリアン・マーフィ ナオミ・ハリス ブレンダン・グリーソン クリストファー・エクルストン ミーガン・バーンズ レオ・ビル リッチ・ハーネット スチュワート・マッカリー ノア・ハントレー ルーク・マブリー
- 製作年
- 2002
- 製作国
- イギリス
- 原題
- 28 DAYS LATER...
- 上映時間
- 113
- INTRODUCTION
- 『トレインスポッティング』、『ザ・ビ-チ』のダニー・ボイル監督が全く新しいジャンルに挑戦した最新作だ。未知のウィルスが、血液を媒介して感染し、数秒で人間の精神を破壊。凶暴化して人に襲いかかってくるのだ。肉体ではなく、精神を冒していく。感染者は親でも兄弟でもすぐに殺さなければ自分の命もない。そんな危険なウィルスが蔓延し、人々は絶望的な状況に追いやられていく。主人公のジムにキリアン・マーフィ、強い意志を持つセリーナにナオミ・ハリス、家族の温かさを伝える父親にブレンダン・グリーソン、その娘に『がんばれ、リアム』でヴェネチア映画祭の最優秀新人賞を受賞したミーガン・バーンズ。物語の鎚を握る少佐役にはクリストファー・エクルストン。プロデューサーは長年信頼関係を築いてきたアンドリュー・マクドナルド、撮影監督には『セレブレーション』などの撮影で知られるアンソニー・ドッド・マントル、美術にはウィンターボトム作品でも知られるマーク・ティルデスリーを起用し、音楽はブライアン・イーノ、グランダディ、ブルー・ステイツの楽曲が雰囲気を盛り上げている。また、撮影は全編デジタル・ビデオで撮影され、ロンドンの景色を一変させている。
- STORY
- ここは、霊長類研究所。チンパンジーたちが、数十台に及ぶモニターを見つめている。彼らの体には無数の電極が繋がれている。そのモニターには、暴動、殺人、戦争など際限のない暴力描写の映像が繰り返し流されている。そこに、動物愛護の活動家数名が侵入。ウィルスに感染している!研究者が叫ぶのも聞き入れず、チンパンジーの檻を開けてしまった。女性活動家に、突然、牙を剥いたチンパンジーが襲いかかる。猿に噛まれた女性の形相は憎悪に満ち、他の仲間に襲いかかっていった。その28日後。ジムは、ロンドン市内の病院のベッドで目覚めた。交通事故で意識を失っていたのだ。病院から街へ出て、教会に足を踏み入れると、礼拝堂には死体の山。彼の目の前に、神父が人間とは思えぬ俊敏さで牙を剥いて向かってきた。その音を聞きつけた”感染者”たちが追いかけてくる。突然、現れた生存者のマークとセリーナに導かれ、地下鉄の売店に逃げ込む。そこで初めて事態がわかった。ウィルスが伝染し、血や体液が体内に入ると、怒りにとり憑かれてしまい凶暴化するのだ。3人でジムの家に向かうがマークが感染。セリーナはすぐマークを撃った。部屋に入った二人は父親フランクとその娘ハナに迎えられた。そして4人は、マンチェスター近郊で軍隊が基地を作っているという情報から、フランクのタクシーに乗って、無人の高速道路を北上し始める。その先に、感染者以上の、恐ろしい存在が待っているとも知らずに…。
- CASTING
- ●キリアン・マーフィー(ジム) 1974年、アイルランド生まれ。舞台版「Disco Pigs」の演技で注目される。同舞台は、96年のダブリン演劇祭でフリンジ・ショウ賞、97年のエジンバラ演劇祭でフリンジ・ファースト賞を受賞。主な出演作は、「Sweety Barrett」(98)、「How Harry Become aTree」(01)、「One the Edge」(00)など。 ●ナオミ・ハリス(セリーナ) アナ・シェアー・シアター・スクールで演劇を学ぶ。同校でトニー・ライス賞新人女優賞を受賞。その後BBCのドラマに出演。主な出演作は、「The Sobering」(00)、「 Livinng inHope」(00)、「The Crust」(01)、「Anaansi」(02)など。 ●ブレンダン・グリーソン(フランク) 1954年、アイルランド生まれ。「ザ・フィール」(90)で映画デビュー。98年、「ジェネラル 天国は血の匂い」でロンドン映画批評家協会賞、ボストン映画批評家協会賞を受賞。主な出演作は「ブレイブハート」(95)、「M:I-2」(00)、「AI」(01)、「ギャング・オブ・ニューヨーク」(02)、「ダーク・ブルー」(02)など。 ●クリストファー・エクルストン(ヘンリー少佐) 1964年生まれ。イギリスを代表する俳優。映画出演は「シャロウ・グレイブ」(94)、「日陰の二人」(96)、「エリザベス」(98)、「Strumpet」(01)、「アザーズ」(01)など。 ●ミーガン・バーンズ(ハナ) 8才の時、スティーブン・フリアーズの「がんばれ、リアム」で映画デビュー。2000年ヴェネチア映画祭でマルチェロ・マストロヤンニ賞を受賞。本作が長編映画出演2作目となる。