バンガー・シスターズ
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スゼットは、ロサンゼルスの場末のライブハウスに務めている。いつも若づくりのファンションだが、もう立派なオバサンだ。そんな彼女、自分より若い店長に過去の人として、あっさりクビにされてしまう。ロッカーたちの間で“バンガー(ヤリマン)・シスターズ”と呼ばれたグルービー時代が懐かしくなり、当時のマブダチのヴィニーに逢いたくなる。失業中で無一文。ボロ車に乗って、ヴィニーが住むフェニックス市へと向かった。途中で、ハリーという極度の潔癖症男に出会い、フェニックスまで乗せる事にした。ヴィ二一宅は大邸宅、企業弁護顧問のリッチな夫レイモンド、2人の娘に囲まれ幸せそう。遠目に見て、この雰囲気に気後れし一時退散。ハリーの泊まるホテルへ押しかける。そんな時、ハメを外した学生たちが廊下で酔い潰れ、その中の一人でLSDでラリって重症のハンナが、あのヴィニーの娘だと分かる。応急措置を施したスゼットは翌朝、ハンナを家まで送ることを口実にやや敷居が高いヴィニーの家を訪ねるのだった。始めは取り合わなかったハンナも現在の偽りの幸せではなく、昔の素顔が徐々に蘇る自分を感じ始めた。そして、ディナーの席で、ロックコンサートに行きまくり、ダンスクイーンとして踊りまくりだった青春の日々の思い出など本音がついに爆発! それは“バンガー・シスターズ”の奇跡の復活を思わせた。
- 公開日
- 2003年5月31日(土)
- 監督
- ボブ・ドルマン
- 脚本
- ボブ・ドルマン
- 出演
- ゴールディ・ホーン スーザン・サランドン ジェフリー・ラッシュ エリカ・クリステンセン エヴァ・アムリ・マルティーノ ロビン・トーマス マシュー・ケリー ティンズリー・グライムズ アンドレ・ウェア アダム・トメイ ラリー・クラスク
- 製作年
- 2002
- 製作国
- 米
- 原題
- THE BANGER SISTERS
- 上映時間
- 100
- INTRODUCTION
- 「デッドマン・ウォーキング」でアカデミー主演女優賞に輝いたスーザン・サランドン。「サボテンの花」でアカデミー助演女優賞を獲得したゴールディ・ホーン。そして「シャイン」でアカデミー主演男優賞を手にしたジェフリー・ラッシュ。 本作は、最高のオスカー俳優3人が揃って織りなす、珠玉のハートフル・ドラマ。全米が感動の嵐に包また名作だ。「ドアーズ」のジム・モリソンらが活躍していた、60年代の終わりに激しい青春時代を過ごした彼女らが、20年の時を経て振り返る青春の賛歌。スタッフも超一流どころが揃っている。監督は「ウィロー」「遥かなる大地」などの脚本で有名なボブ・ドルマン。本作が初監督作品であり、脚本も手がけている。プロデューサーは「レインマン」「オールド・ルーキー」のマーク・ジョンソン、そして「ギャラクシー・クエスト」などを手掛けた、エリザベス・キャティロン。エグゼクティブ・プロデューサーは「スリング・ブレイド」など上質な作品で知られるデビッド・パッシェル。音楽は「コン・エアー」「9デイズ」などの売れっ子トレヴァー・ラヴィン、衣装は「クイルズ」でオスカー・ノミネートされたジャクリーヌ・ウェスト。撮影は「インディペンデンス・ディ」「ホーンティング」などのカール・ウォルター・リンデンローブ。
- STORY
- スゼット(ゴールディ・ホーン)は、ロサンゼルスの場末のライブハウスに務めている。いつも若づくりのファンションだが、もう立派なオバサンだ。そんな彼女、自分より若い店長に過去の人として、あっさりクビにされてしまう。ロッカーたちの間で“バンガー(ヤリマン)・シスターズ”と呼ばれたグルービー時代が懐かしくなり、当時のマブダチのヴィニー(スーザン・サランドン)に逢いたくなる。失業中で無一文。ボロ車に乗って、ヴィニーが住むフェニックス市へと向かった。途中で、ハリー(ジェフリー・ラッシュ)という極度の潔癖症男に出会い、フェニックスまで乗せる事にした。ヴィ二一宅は大邸宅、企業弁護顧問のリッチな夫レイモンド(ロビン・トーマス)、2人の娘に囲まれ幸せそう。遠目に見て、この雰囲気に気後れし一時退散。ハリーの泊まるホテルへ押しかける。そんな時、ハメを外した学生たちが廊下で酔い潰れ、その中の一人でLSDでラリって重症のハンナ(エリカ・クリステンセン)が、あのヴィニーの娘だと分かる。応急措置を施したスゼットは翌朝、ハンナを家まで送ることを口実にやや敷居が高いヴィニーの家を訪ねるのだった。始めは取り合わなかったハンナも現在の偽りの幸せではなく、昔の素顔が徐々に蘇る自分を感じ始めた。そして、ディナーの席で、ロックコンサートに行きまくり、ダンスクイーンとして踊りまくりだった青春の日々の思い出など本音がついに爆発!それは“バンガー・シスターズ”の奇跡の復活を思わせた。
- CASTING
- ●スゼット:ゴールディ・ホーン 1945年11月21日、米国メリーランド州生まれ。バレとダンスを学び、16才でデビュー。映画デビューは「ファミリー・バンド」(67)。2作目の「サボテンの花」(69)でアカデミー賞助演女優賞を受賞。主な出演作は「バタフライはフリー」(72)、「ファール・プレイ」(78)、「ワイルド・キャッツ」(85)、「永遠に美しく」(92)、「フォルテ」(01)がある。 ●ラヴィニア:スーザン・サランドン 1946年10月4日、ニューヨーク生まれ。モデルをしながら、「ジョー」(70)で映画デビュー。「アトランティック・シティ」(80)、「テルマ&ルイーズ」(91)、「依頼人」(94)でそれぞれアカデミー賞にノミネート。そして1995年「デッドマン・ウォーキング」で主演女優賞を獲得した。他の出演作は、「プリティ・ベイビー」(78)、「さよならゲーム」(88)、「ぼくの美しい人だから」(90)がある。 ●ハリー:ジェフリー・ラッシュ 1951年7月6日、オーストラリア生まれ。ロンドン、パリで演劇修行の後、舞台俳優として活躍。1996年に「シャイン」でアカデミー賞主演男優賞を受賞。主な出演作は「恋におちたシェイクスピア」(98)、「エリザベス」(98)、「クイルズ」(00)、「フリーダ」(02)がある。 ●ハンナ:エリカ・クリステンセン 1982年8月19日、シアトル生まれ。11才から演劇を勉強し、15才の時「リープ・イット・トゥー・ビーバー」(97)で映画デビュー。「トラフィック」(00)で注目を集める。近作は「プール」(02)で悪女に挑戦している。