天使の牙 B.T.A.
(C)2003「天使の牙」製作委員会
麻薬組織クラインのボス君国のもとから逃亡した愛人・はつみ。彼女の警護を担当していたのは、明日香。二人は銃撃を受け、ともに重傷を負った。はつみは脳を損傷、一方、明日香は肉体をずたずたにされながらも、脳はまったくダメージを受けていなかった。明日香の上司、芦田は、はつみの身体に明日香の脳を移植することを決断。はつみの警護中に殉職した明日香の脳は、脳死したはつみの身体に移植されたのだった。明日香は、はつみの肉体を借り、アスカとしてこの世に蘇った。そして、アスカの使命は、麻薬組織クライン摘発のために、はつみとして組織に潜入し、君国と接触することになった。明日香の恋人で、同僚刑事でもあった古芳は、銃撃事件以来、姿を消していた。
やがて、古芳とアスカは再会する。しかし、古芳の目に映るアスカは、恋人・明日香を殺した憎むべき男・君国の愛人・はつみである。「私は明日香よ!」そう言えないアスカの心は乱れる。しかも、古芳にはクラインとつながっているのではないかという疑いが持たれていた。やがて警察とクラインの両方から追われる身となるアスカと古芳。そして、君国との対決の時がやってくる……!