トエンティマン・ブラザーズ

ダイル、マル、シャインの3兄弟。彼らは“トエンティマン・ブラザーズ”と呼ばれるプロの強盗。背後で犯罪を手配しているのは彼らの弁護士のフランクで、立場を利用して悪徳刑事と組み、汚れ仕事をダイルたちに任せていた。フランクは彼らがこれまでに稼いだ金を横取りし、ダイルの妻キャロルとも逢瀬を重ねていたが、そんなことは知るはずもないダイルたちは、無事任務を成功させる。フランクは再び3人を釈放させにやってくる。だがそれはまた、新たな大仕事のために彼らを利用する目的だった。狙いは、競馬のビッグイベント“メルボルンカップ”。そこに集まる賭金をそっくり奪うのだ。渋るダイルにフランクが言う。「お前の腕が必要なんだ」。ダイルは、これが最後だと自分に言い聞かせ、仕事を引き受けた。メルボルンに到着すると、フランクが手配していた仕事仲面ターザンに引き合わされる。他人とは組まないことを信乗としていた3人は、彼らと阻むことに抵抗するが、結局押し切られてしまう。「仕事が済んだらあの3人を殺せ」。フランクはターザンに命じる。キャロルを手に入れるためにも、自分の身を守るためにも、多<を知りすぎたダイルには消えてもらうしかない…。「決して誰も傷つけない」――それが絶対のルールだったのに、ターザンが警備員に発砲したのだ。3人の歯車はもうすでに狂ってしまった。
公開日
2003年6月28日(土)
監督
スコット・ロバーツ
脚本
スコット・ロバーツ
撮影
ブライアン・J・ブレーニー
音楽
デヴィッド・トラッセル
出演
ガイ・ピアース レイチェル・グリフィス ロバート・テイラー ジョエル・エドガートン ダミアン・リチャードソン ロンダ・フィンドルトン ケイト・アトキンソン ヴィンス・コロシモ ポール・ソンキラ
製作年
2002
製作国
原題
THE HARD WORD
上映時間
99
INTRODUCTION
ダイル、マル、シャインの強盗兄弟、“トエンティマン・ブラザーズ”は「誰も傷つけない」で仕事をするのが絶対的なルールだ。お互いを信頼し尊敬しあい、仕事のパートナーは兄弟だけ。兄弟のリーダー格で、主人公ダイルを演じるのは、『L.A.コンフィデンシャル』(97)、『メメント』(00)、『タイムマシン』(02)でスターの座に輝いたガイ・ビアース。ダイルの妻キャロルには、『ミュリエルの結婚』(94)でスクリーンデビューし、『ほんとうのジャクリーヌ・デュ・ブレ』(98)ではアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたレイチェル・グリフィス。悪徳弁護士フランクには、オーストラリアの舞台出身で『マトリックス』(98)ではエージェント役を演じた演技派ロバート・テイラーが扮している。また、ダイルの弟マルには、主に舞台で活躍しているダミアン・リチャードソン。3兄弟の末弟シャイン役、ジョエル・エドガートンもまた舞台出身で、多<のテレビドラマで活躍。最近では『スターウオーズ エピソード2/クローンの攻撃』(02)にも出演を果たしたオーストラリア期待の若手。本作が初監督作品となるスコット・ロバーツは、舞台デザイナー、ジャーナリスト、DJなどを経て脚本家に。撮影監督は、『プリシラ』以来アル・クラーク組んでいるブライアン・プレーニー。豪華スタッフ陣がスタイリッシュな映像を作り上げた。
STORY
ダイル、マル、シャインの3兄弟。彼らは“トエンティマン・ブラザーズ”と呼ばれるプロの強盗。背後で犯罪を手配しているのは彼らの弁護士のフランクで、立場を利用して悪徳刑事と組み、汚れ仕事をダイルたちに任せていた。フランクは彼らがこれまでに稼いだ金を横取りし、ダイルの妻キャロルとも逢瀬を重ねていたが、そんなことは知るはずもないダイルたちは、無事任務を成功させる。フランクは再び3人を釈放させにやってくる。だがそれはまた、新たな大仕事のために彼らを利用する目的だった。狙いは、競馬のビッグイベント“メルボルンカップ”。そこに集まる賭金をそっくり奪うのだ。渋るダイルにフランクが言う。「お前の腕が必要なんだ」。ダイルは、これが最後だと自分に言い聞かせ、仕事を引き受けた。メルボルンに到着すると、フランクが手配していた仕事仲面ターザンに引き合わされる。他人とは組まないことを信乗としていた3人は、彼らと阻むことに抵抗するが、結局押し切られてしまう。「仕事が済んだらあの3人を殺せ」。フランクはターザンに命じる。キャロルを手に入れるためにも、自分の身を守るためにも、多<を知りすぎたダイルには消えてもらうしかない…。「決して誰も傷つけない」――それが絶対のルールだったのに、ターザンが警備員に発砲したのだ。3人の歯車はもうすでに狂ってしまった。
CASTING
●ダイル:ガイ・ピアース 67年英国生まれ、オーストラリア育ち。本格的なデビューは18歳の時、オーストラリアのテレビ番組『Neighbors』で人気を博した。11歳から地元の劇団に所属し、ビクトリア州ギーロングで舞台「アラジン」、「王様と私」、「オズの魔法使い」、「屋根の上のバイオリン弾き」に出演、『Neighbors』の出演が4年目にかかったとき『Heaven Tonight』('90)、『Hunting』('91)などの映画に出演するようになる。 『プリシラ』('94)で女装したゲイ役の演技で注目されて以来、『L.A.コンフィデンシャル』('97)、『ラビナス』('99)、『英雄の条件』(00)、『メメント』(00)など、質の高い作品でニュアンスに富む演技が評価されている。今後は『タイム・マシン』(02)、ヘレナ・ボナム=カーター共演『記憶のはばたき』(01)、『The Hard Word』(02)がある。 ●キャロル:レイテェル・グリフィス ●フランク:ロバート・テイラー ●シャイン:ジョエル・エドガートン ●マル:ダミアン・りチャードソン ●ジェイン:ロンダ・フィンドルトン ●パメラ:ケイト・アトキンソン ●ケリー:ヴィンス・コロシモ ●オリオダン:ポール・ソンキラ ●ターザン:トリアン・ンコノ
配給会社
アット エンタテインメント

ShareSNSでシェアしよう!

TOP