Bモンキー
- 公開日
- 2003年5月10日(土)
- 監督
- マイケル・ラドフォード
- 撮影
- アシュレイ・ロウ
- 音楽
- ルイス・バカロフ
- 製作年
- 1998
- 製作国
- 英=米=伊
- 原題
- B. MONKEY
- 上映時間
- 92
- INTRODUCTION
- 「イル・ポスティーノ」のマイケル・ラドフォード監督が放つ、感動の最新作。三人の男女の「疑似家族」という関係を通して、切なく哀しくそして美しい「絆」の世界だ。3人の刹那的な生き方は、観る者の心を揺さぶらずには於かない。生き方そのものに疑問を投げかけ、価値観や美意識までも変えてしまうほどの映画といえる。ナルシストで淋しがり屋の没落貴族ポールには、「アナザー・カントリー」のルパート・エヴェレット。そして、ポールを慕うブルーノ役に、「ベルベット・ゴールドマイン」のジョナサン・リース・マイヤーズだ。彼は感情の赴くままに行動する強烈な個性を演じきっている。またヒロイン“Bモンキー”ことベアトリスを演じるのは、「トリプルX」のアーシア・アルジェント。セクシーさと子供っぽさをあわせ持つベアトリスは理想的なヒロインと言えるだろう。運命の恋人には、「スモーク」のジャレッド・ハリスが扮し、優しさに満ちた心に残る演技を披露している。
- STORY
- 舞台はロンドンの街。オフィスで働く美少女ベアトリスは、誰も知らない別の顔があった。それは、コードネーム“Bモンキー”と呼ばれるギャングの一員だ。 Bモンキーは、大胆な手口と完璧な仕事で知られる集団。ギャング仲間の少年、ブルーノと、彼の年上の“恋人”でやはり危ない仕事に手を出しているポールが、ベアトリスの家族同然の仲間。故郷のイタリアを捨てて流れ着いたこの街で、彼女はこんな家族ができたのだ。彼女にとってこの二人の男は、過去のことは何も問わず、何も求めず、今ここにいる自分を抱きしめてくれるかけがえのない存在だった。 彼らは気軽に罪を犯し、危険と遊ぶことを楽しんでいた。そしてスリルに満ちた毎日を生きていた。ある日、ベアトリスは、運命の恋に出会ってしまう。彼らの世界がこれからどう変わっていくのか。
- CASTING
- ●アーシア・アルジェント(Bモンキー) 1975年9月20日、ローマ生まれ。父は、ダリオ・アルジェント監督、母は女優のダリア・ニコローディ。9歳の時に「Sogni e Bisgni」で女優デビュー。主な出演作は、「デモンズ3」(89)、「トラウマ 鮮血の叫び」(92)、「王妃マルゴ」(94)「トリプルX」(02)がある。 ●ジャレッド・ハリス (アラン) 1961年、イギリス生まれ。舞台デビューは、「リヤ王」のエドモンド役。その後、「デッドマン」(95)、「ロスト・イン・スペース」(98)「Mr.ディーズ」(02)などに出演。 ●ルパート・エヴェレット(ポール) 1959年5月29日、イギリス生まれ。21歳で舞台デビュー。主な出演作は、「迷宮のヴェニス」(90)、「ベスト・フレンズ・ウェディング」(97)、「恋におちたシェイクスピア」(98)など。 ●ジョナサン・リース・マイヤーズ (ブルーノ) 1977年7月27日、アイルランド生まれ。94年に「A Man of No Importance」で映画デビュー。主な出演作は、「マイケル・コリンズ」(96)、「17セブンティーン」(97)、「セクシュアル・イノセンス」(98)など。 ●ティム・ウッドワード(フランク・ライス) 1953年、ロンドン生まれ。ブロードウェイで「Burning Blue」などに出演、「Scent of Darkness」ではエミー賞を受賞。主な出演作は、「スカーレット・レター」(95)、「K-19」(02)など。
- 配給会社
- 松竹