ハッピー･フューネラル

「ラスト・エンペラー」のリメイクを撮るという壮大なテーマを持った映画を作ろうと、巨匠ドン・タイラーは中国の紫禁城へ来ていた。しかし、映画のアイデアに煮詰まってしまい、プロデューサーと撮影中止か監督交代かで口論になってしまう…。そんなある日、タイラーはヨーヨーと話すうちに、中国人と欧米人の死生観が大きく異なることに気づく。中国では、70歳以上生きた人はその大往生を祝う葬式「喜葬」をするというのだ。タイラーは「笑える葬式」を面白がり、自分の葬式は「笑える葬式」にしてくれ、と言い残した。そのとたん、心臓発作で倒れてしまう。 「笑える葬式」がタイラーの遺言と信じたヨーヨーは、”笑って泣ける葬式”を提案する。面白い企画が次々に出てくるが、資金不足。そこで、この葬式を世界でＴＶ放映し、広告費で資金集めというアイデアが出される。 企画したヨーヨーは一躍有名人になってしまう。しかし巨匠タイラーは回復してしまった。さて、笑って泣けるお葬式＝ハッピー・フューネラルの結末はいかに。