オールド・ルーキー

35歳という年齢は一人の男にとってどんな意味を持つのだろう。 何かを新しく始めようとするには、早くはないが遅すぎるわけでもない。しかし、スポーツ選手を目指すには、それは無謀と言われても仕方のないほどの高齢なのかもしれない。この映画は、そんな奇跡ともいえる夢を実現した、あるメジャーリーガーの感動に満ちた実話である。 その男の名はジム・モリス。35歳のルーキーとして、メジャーリーグのマウンドに立った男。長い歴史を持つ米大リーグの中でも特筆すべきエピソードを刻んだ男。彼が持ち続けた夢を、ついに実現させたその裏には、これほどまでに胸を打つ家族の支えがあった。これは、観る者すべてに感動の涙を流させずにはおかない、最高の家族愛の物語である。夫婦は、親子は、これほどまでに深く愛と信頼で結びあえるものなのだ。 すべての夫と妻に、親と子に、そしてやがて夫や妻や親になるであろう人たちに、熱く勧めたい。 ※ ジム・モリスが始めてマウンドを踏むゲームで審判役として、当のジム・モリス本人が特別出演している。短いシーンだからお見逃しなく。 ※ 今作が監督2作目となるジョン・リー・ハンコック。なんと法学博士号を持つ、弁護士

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