オールド・ルーキー
35歳という年齢は一人の男にとってどんな意味を持つのだろう。
何かを新しく始めようとするには、早くはないが遅すぎるわけでもない。しかし、スポーツ選手を目指すには、それは無謀と言われても仕方のないほどの高齢なのかもしれない。この映画は、そんな奇跡ともいえる夢を実現した、あるメジャーリーガーの感動に満ちた実話である。
その男の名はジム・モリス。35歳のルーキーとして、メジャーリーグのマウンドに立った男。長い歴史を持つ米大リーグの中でも特筆すべきエピソードを刻んだ男。彼が持ち続けた夢を、ついに実現させたその裏には、これほどまでに胸を打つ家族の支えがあった。これは、観る者すべてに感動の涙を流させずにはおかない、最高の家族愛の物語である。夫婦は、親子は、これほどまでに深く愛と信頼で結びあえるものなのだ。
すべての夫と妻に、親と子に、そしてやがて夫や妻や親になるであろう人たちに、熱く勧めたい。
※ ジム・モリスが始めてマウンドを踏むゲームで審判役として、当のジム・モリス本人が特別出演している。短いシーンだからお見逃しなく。
※ 今作が監督2作目となるジョン・リー・ハンコック。なんと法学博士号を持つ、弁護士
- 公開日
- 2003年1月18日(土)
- 監督
- ジョン・リー・ハンコック
- 脚本
- マイク・リッチ
- 撮影
- ジョン・シュワルツマン
- 音楽
- カーター・バーウェル
- 製作年
- 2002
- 製作国
- 米
- 原題
- THE ROOKIE
- 上映時間
- 127
- 配給会社
- BVIJ