続社長外遊記
シリーズ第19作。
丸急デパートのハワイ進出を計って風間社長、大島常務、珍田部長の首脳部は中村秘書課長が待つハワイへ向った。現地に着いた一行は早速関係者を集めて日本料理屋“さくら亭”でパーティを開き、珍芸を披露して一世、二世達の喝采を博した。その夜以来風間はさくら亭のマダム紀代子にぞっこん参ってしまい、昼はハワイ名所でデイト、夜はさくら亭に入りびたりでご奉公という始末。肝心の敷地買収は日系三世のジョージ・沖津にまかせっきりという無責任さ。一方珍田は中村をガイドにしてもっぱら穴場めぐり、フラダンス大会に女装で出場しては見事一位になって国威発揚した。