雪華葬刺し
(C)KADOKAWA 1982
図書館に勤めていた茜は、上司、藤江田の激しい求愛に結婚を決意した。藤江田には背中に刺青を持つ菊岡春菜という情婦がおり、彼が刺青に強く惹かれていることと、春菜への嫉妬から茜も刺青を入れる決意をする。そして、茜は日本一の刺青師といわれる京都の彫経を訪ねた。彫経こと大和経五郎は、かつて妻に自分の信じる刺青の入れ方をやって逃げられ、それ以来、養女の勝子、弟子の春経と共に友禅染めの下絵書きとして生活していた。茜の申し出を渋る彫経だが、彼女の美しい肌に承諾をする。全裸になった茜の下に、何と、やはり全裸になった春経が横たわり、彼女の中に強引に入ってきた。