王家の谷

英国婦人アン・マーゼデスは、父の遺志をついでラホテップ王の墓を探すため、夫フィリップとともにエジプトのカイロへやって来た。アンの父は生前有名な考古学者で、彼はロンドンで発見した小さな金の像から手がかりを得、ラホテップ王の墓を発見すれば、旧約聖書のエジプトにおけるヨセフの記述が真実であるという証拠が発見できると信じていた。アンはアメリカの考古学者マーク・ブランドンと知り合い、このことを語った。マークは疑わしく思いながらも彼女の美しさに惹かれて協力することにした。アンはまずラホテップ王の墓の他の盗品を探そうとして、カイロの古美術商アルコの助けを得ることに成功したが、墓場泥棒のハメッドはこれを妨害しようとした。

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