事件
(C)1978 松竹
神奈川県の相模川沿いの山林で、若い女性の刺殺死体が発見された。被害者はこの町の出身で、厚木市でスナックを営む坂井ハツ子だった。数日後、警察は19歳の工員、上田宏を逮捕した。宏は、事件の夕刻、現場付近の山道で地主に目撃されていた。その後の調べで宏は、ハツ子の妹・ヨシ子と同棲していたことが判明する。ヨシ子は妊娠3ヶ月だった。裁判は谷本裁判長の下、岡部検事、菊池弁護士の証人尋問によって緊迫していた。そして、次々と召喚される証人の口から、意外な事実が解明されていく…。