結婚案内ミステリー
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19歳の寺沢紘子はある日、関根コンツェルンの事業家である関根恭子から、自分の息子の昌和と見合いをしてほしいと頼まれる。昌和の結婚相手である武田ヒロコがアメリカで事故に遭い帰国できないので、十日後に開かれる婚約披露パーティーに身代わりとして出てほしいというのだ。上流階級のマナーを身につけた紘子は親族会議で紹介されるが、その夜、部屋に忍び込んできた晴美ともみ合ううちに彼女を刺してしまう。やがて紘子は、親族会議に来ていた昌和が自分と同じく身代わりだったこと、そして殺したはずの晴美が生きていることを知り…。