妹
(C)1974 日活
小島秋夫は亡くなった両親のやっていた食堂の小型トラックを使って、学生相手の引越し屋をやっている。ある日、妹のねりが同棲していた耕三と別れ、秋夫のところに帰って来た。秋夫の戸惑いをよそに、兄妹ふたりの生活が始まった。秋夫は、なまめかしく成長したねりを妹として、また一人の若い女性として愛しくてたまらなくなるのだった。「耕三は私が殺したの」と告げるねり、しかし本当のことはわからないまま、ねりはある「遺書」を残して姿を消す。海岸でトラックの異動おでん屋を営む、秋夫。「妹」はどこにいるのか、またひょっこり「お兄ちゃん」と呼んでくれるのだろうか。