青い乳房
(C)1958 日活
堀江耕造は若くて美しい後妻容子をもらった。息子の高校生宏は義母に好意をもっているようだ。ある日、宏と容子は買物に出かけた。突然、デパートの中で宏は容子から金をまきあげ、封筒を手渡して人混みの中に消えた。宏は街で会った見知らぬ女子高校生の節子を誘って、ジャズ喫茶“フォンテーヌ”に行った。彼女の母は若い男を家に引張りこんで情痴に狂っていた。節子はそんな母親に反抗して不良になってやると家出したのだった。フォンテーヌの二階では、マダム美智の情夫ジャックの健が、エロ映画の編集をしていた。宏に入智恵をしたのも健であった。その頃、容子は宏に渡された封筒の中の招待状をみて驚いた。その展覧会場をおとずれた容子は一枚の風景画の前で失神してしまった。