街は誰のもの?

(c) KOTA ABE
2021年12月11日(土)公開
グラフィテイロ(グラフィティアーティストの現地での呼称)がつぶやく背景に広がるのは、南米一の大都市サン・パウロ。そこには多様なルーツ、カルチャーが混沌とするブラジル特有の都市の姿があった。東京でグラフィックデザイナーとして活動する阿部航太が、2018年から19年のブラジル滞在で体感した「街」。そこには歪んだ社会に抗いながら、混沌の波を巧みに乗りこなすグラフィテイロ、スケーター、そして街を歩き、座り込み、踊り明かす人々がいた。イリーガルな表現活動から日常生活まで、地続きに営なまれるその風景は、私たちが知っている街の姿を痛快に批判しているように思えた。ブラジル4都市を巡り、路上から投げかけられた一つの問いへの答えを追うストリート・ドキュメンタリー。

公式サイト
公開日
2021年12月11日(土)
監督
阿部航太
撮影
阿部航太
編集
阿部航太
整音
鈴木万里
出演
エニーボ チアゴ・アルヴィン オドルス 中川敦夫 ピア
製作年
2021
製作国
ポルトガル
原題
De quem é a cidade?
上映時間
98

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