真夜中の乙女たち

3人組のアイドルユニット「ハルめぐ」のメンバー、遥、めぐみ、京子はライブイベントの ためパチンコホールに訪れていたが、突然町中にゾンビが溢れ出してライブは中止になってしまう。助けが来るまでに安全のため、ホール内に閉じ込められてしまったのは3人のほかに、店員の萌とエリ、お客の綾香、祥子、ルミ。遥と京子はメンバー同士の、萌とエリは従業員同士の、それぞれ軋轢が芽生えていたが、極限状態の中でそれが次第に顕在化していく。ゾンビの恐怖とピリピリとした空気の中、8人は「告白大会」を始める。それぞれの本音によって徐々に氷が解けるかのように和んでいく中、「自分は自分であること」を確認するようになった遥はある決意を胸にする。