レンブラントは誰の手に

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2021年2月26日(金)公開
貴族の家系に生まれ、レンブラントが描いた貴重な肖像画のある家で育った、若き画商ヤン・シックス。彼はある日、ロンドンの競売クリスティーズに出されていた「若い紳士の肖像」に目を奪われる。これはレンブラントが描いたものだと本能的に感じた彼はその絵画を安値で落札。本物か偽物か。本物であれば、巨匠レンブラントの知られざる新たな作品が発見されるのは44年ぶりであり、専門家や美術史家らもアートを愛するがゆえにヒートアップ。しかし思いもよらぬ横やりが入ってしまう……。一方で、フランスの富豪ロスチャイルド家が何世代にも渡って所有していたレンブラントの絵画2点「マールテンとオープイェ」が1億6000万ユーロ(約200億円)という高値で売りに出される。滅多に市場には出回らない見事な2枚の絵画を獲得するために動き出したのは、世界で最も入場者数の多いルーヴル美術館とレンブラントの作品を多数収蔵するアムステルダム国立美術館。いつしか、絵の価値など分からない国の要人まで乗り出す事態に…。

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