小説家志望の青年ウィリアムは、真っ暗な橋の上で人生に別れを告げ、落ちる覚悟を決めた。その瞬間、年老いた男が声をかける。自分が必要になった時連絡するようにと名刺を差し出された。ウィリアムは仕方なく受け取ったが、その助けは要らないと橋から落ちていった。一方レスリーは、英国暗殺者組合の会員として誇らしいキャリアを持っているが、今や暗殺件数のノルマを達成できずクビ寸前。自殺スポットに出向いては自殺志願者と契約し、引退を先延ばしにする日々を送っている。翌日、運悪く生き延びてしまい絶望するウィリアムは、昨晩受け取った名刺を思い出す。名刺に書かれた番号へ電話し、契約を交わす。その内容は「ターゲットを一週間以内に殺すことができなければ返金する」というものだった。ウィリアムは自らをターゲットに設定し、レスリーに暗殺の依頼をしたのだった。契約成立後、ウィリアムは出版社のエリーから電話を受ける。なんと、自分の書いた小説を出版したいというのだ。ウィリアムとエリーは出版に向けて話合うが、二人は急速に惹かれあい、ウィリアムに生きる希望が湧いてしまう…「やっぱり契約破棄していいですか!?」―ウィリアムとレスリーの人生を懸けた一週間が、今始まる!
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やっぱり契約破棄していいですか!?
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2019年8月30日(金)公開