『リトル・マーメイド』(1989年)、『美女と野獣』(1991年)『アラジン』(1992年)に続いて、1994年にアニメーション版が公開され、10年にわたって続いた“ディズニー・ルネッサンス”の1本となり、一つの頂点を極めた『ライオン・キング』。そのアニメーション公開から今年で30年を迎える。アメリカでの当時の公開日6月24日(日本は同年7月23日)に合わせ、今も変わらず世界中の人から愛され続けるこの映画の偉大な歴史を振り返る30周年記念映像が解禁された。
壮大なアフリカの大地を舞台に“生命”をテーマに描き、映画、演劇、音楽と頂点を極めた一大叙事詩『ライオン・キング』。アニメーション映画として誕生した本作は、映画賞、音楽賞を総なめにし、奇跡の映像美、圧巻の楽曲、そして心震える感動の物語で映画、演劇、コンサートなど全てを網羅した最強のエンターテイメントとして全人類を熱狂させた。まさに“キング・オブ・エンターテイメント”と呼ぶにふさわしい『ライオン・キング』は進化を遂げ、2019年にはリアルを超えた超実写版『ライオン・キング』として全世界で公開、ディズニー映画として世界歴代映画興収No.1となる約16.6億ドル(2,639億円 1ドル159円換算:6/24時点)を記録!『美女と野獣』『アラジン』『アナと雪の女王』を超えるディズニー映画の”キング”となった。
今回解禁された特別映像は楽曲『サークル・オブ・ライフ』の力強い楽曲が流れる中、王国の呪術師ラフィキが王の子シンバを抱き上げ、プライド・ランドの未来の王の誕生を告げる『ライオン・キング』ならではの象徴的なシーンから始まる。その後、王ムファサが息子のシンバに“命の環”(サークル・オブ・ライフ)や王としての教えを説くシーン、美しいサバンナの地を駆け回る様子や、プライド・ランドの住民たちの生き生きとした姿、危険なヌーに追いかけられるシンバなど、”これぞ『ライオン・キング』!“と言いたくなる名シーンが満載!さらにシーンごとにアニメーション版から実写版へと映像が移り変わる贅沢な内容となっている。
■『ライオン・キング』30周年記念映像
また、映画のシーンだけではなく、名シーンを真似て子供を抱き上げる母親の姿や、ミュージカル版『ライオン・キング』で演じられている模様、ディズニーランドのショーや、ゲームになったシンバの姿まで映し出され、この30年間いかにして『ライオン・キング』が“キング・オブ・エンターテイメント”として君臨し、世界中の人々に影響を与え、愛されてきたのかが分かる。
王であるムファサが息子シンバに「命あるものは全てがかかわり合いを持ち、釣り合いを持っている。命あるものが輪となり、永遠に時を刻む」と語っているように、“全ての人に生きる意味がある”という壮大なメッセージは、アニメーション映画でありながら世界中の人びとの心に響き、ライオンの王子シンバの成長物語やサバンナの動物たちの魅力全開のキャラクター、驚異のアニメーション映像、そしてアカデミー賞に輝いた「サークル・オブ・ライフ」の楽曲など、全方位揃ったエンターテイメント作品で人々を魅了し、語り継がれる伝説の作品となった。
この30周年という記念すべき年に公開されるのが、シンバの父:ムファサの<始まりの物語>『ライオン・キング:ムファサ』。仲睦まじく育ってきたムファサと兄弟であるタカはなぜ別の道を歩むことになってしまったのか、王家の血を引くタカではなく、なぜ孤児のムファサが王になったのか。『ライオン・キング』でも因縁を感じさせたムファサ、スカー(タカ)、そしてシンバの母となるサラビとの間にはどんな物語があるのか…。『ライオン・キング』では明かされなかったシンバの父、偉大なる王ムファサの“はじまりの物語”が語られる。
12月20日(金)全国劇場にて公開